玉寿荘
介護の拠点として地域とともに。自分らしく活き活きとすごせる場所。
坂本俊一さん
1人ひとりの「その方らしさ」を何よりも大切にし、最期の瞬間まで「自分らしく、活き活きと生きる」ことを支える施設です。設立当初から私たちが大切にしてきたのは、「人の和」。まるでもうひとつの我が家のように、安心して過ごせる空間。
利用者さんが心から落ち着ける日常を送りながら、その人らしい暮らしを続けられるよう、地域の皆さまと手を取り合い、心を込めてサポートしてまいります。
URL:ホームページMap:暮らす
- 介護老人福祉施設
- 地域貢献
- 高齢者支援
Q.まずは、施設設立のきっかけや立ち上げ時に大切にされていた思いについてお伺いできますか?
施設の立ち上げのきっかけは、私の父が理事長として設立を進めたことから始まります。当時、地域にあった土地を活用してなにか地域貢献をしたいという思いから、障害者施設を運営している知人に相談したことがきっかけでした。
その後、老人介護の需要の高まりを受けて、介護施設を立ち上げることになりました。
そして設立当初から大切にしているのは「人の和を大切にする」ということです。当時はまだ「介護は家庭で行うもの」という考えが一般的だったため、地域の方々の理解を得るのが大変だったと聞いています。
それでも「人の和」を大切にし、職員間、利用者さん、ご家族とのつながりを築くことを大事にし、温かいコミュニケーションを進めていきました。
Q.「人の和を大切にする」とは具体的にどのようなことをされているのでしょうか?
特に重視しているのは職員同士、利用者さん、そしてそのご家族とのつながりを深めることです。
私たちは、これらのつながりが施設の運営を支え、利用者さんお1人ひとりに対して心温まるケアを提供するための基盤だと考えています。
例えば職員間でお互いを理解し協力し合い、利用者さんとそのご家族にも安心して過ごしていただけるよう、常にコミュニケーションを大切にしています。また、地域の方々ともつながりを深め、地域全体で支え合う体制を作ることが、施設の成長にも繋がると信じています。


Q.施設理念について教えてください。
私たちは「自分らしい活き活きとした生活を支援する」という理念のもと、施設内の生活が家のように感じてもらえるよう、できる限り自由で楽しい時間を提供できるよう工夫しています。
例えば食事の際にも、その方が好きなものを取り入れるようにして、できるだけ個々のニーズに応じたサービスを提供しています。
また、レクリエーション活動もその方々の健康や好みに合わせてプランニングし、心身ともに豊かな生活を支援しています。さらに、利用者さんが積極的に参加できるようなイベントやアクティビティを増やし、日常生活の中でも少しでも新しい体験をしていただけるよう心がけているんです。
Q.施設として、地域とのつながりをどのように大切にされていますか?
私たちの施設は、地域とのつながりを非常に大切にしています。理事長が初代の市長ということもあり、地域との密接な関係を築いてきました。
地域の方々と積極的に協力し、地域の一員として活動しています。例えば、地域の消防団との防災訓練や、地域貢献活動として納涼祭を行うことで、地域全体の安全やつながりを強化しています。
このような活動を通じて施設内外の人々と温かな関係を築き、地域と共に支え合う体制を作ることが私たちの目標です。
今後も地域の皆さんと共に、より安心で温かな地域づくりに貢献していきたいと考えています。

Q.他の施設とは、どのような点で差別化されていますか?
私たちの施設の最大の強みは、地域密着型であることです。地域社会と協力し、施設が地域の支えとなることで、利用者さんやご家族の方にも安心して過ごしていただける環境を作り上げています。
私たちは施設が単なる介護の場ではなく、地域の温かい支援の拠点であることを目指しており、これが私たちの誇りです。
また、他の施設もそれぞれ素晴らしい取り組みをされていますが、私たちは地域とのつながりだけでなく、個々の利用者さんへのきめ細やかな支援も大切にしています。
施設内でのケアだけでなく、利用者さんお1人おひとりの個性に合わせたサービスを提供し、他では得られないような温かなサポートを実践しています。
Q.ご利用者さんお1人おひとりの「自分らしい生活」を支援するために、どのような方法で寄り添っていらっしゃるのでしょうか?
それぞれの方にとっての「自分らしさ」を理解し、その生活に寄り添うことが大事です。例えば、食事やレクリエーションの内容も個別に合わせています。
また、職員が日常的にその方々の状態や要望をしっかりと確認し、家族や本人とコミュニケーションを取りながら快適な生活を支え、利用者さんが心地よく過ごせるよう、細かな配慮を行っています。
それに加えて、場合によっては過去の思い出を振り返っていただくような時間を設けたり、趣味や関心事に合わせた活動を提供するなど、生活全般にわたるサポートをしています。

Q.今後、さらに力を入れたい事業や地域との連携はございますか?
今後は認知症の方とそのご家族を支える「認知症カフェ」をさらに広めていきたいと思っています。
介護の相談窓口としても、この施設が地域の人々に頼られる存在になることを目指しています。より多くの方々に利用していただけるような取り組みを進めていきたいですね。
また施設のデジタル化を進め、より効率的で安心なサービスを提供できるようにもしていきます。デジタル化が進むことで、スタッフ1人ひとりがより正確で迅速にサポートを行えるようになり、より質の高いサービスが提供できると確信しています。
Q.最後に、利用を検討している方々に向けてメッセージをお願いできますか?
悩みすぎず、まずは一歩相談していただくことが大切だと思います。私たちは地域の皆さんの力になれるよう、どんな小さなことでもお手伝いします。
私たちの施設はただの介護施設ではなく、利用者さんが安心して過ごせる場所として利用者さんお1人ひとりに合わせたサポートを心がけていますので、どうぞお気軽にご相談ください。どんなことでも一緒に解決していきましょう。
坂本俊一さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!