ミートセンター菊地畜産

ミートセンター菊地畜産

地元で丁寧に育てた安心の味を食卓へ。食べるたびに感謝が生まれるお肉

菊地泰國さん

戦後に「地域の人々にタンパク源を届けたい」という思いから始まりました。現在は養豚から精肉・加工品の販売までを一貫して手がけ「命に感謝しながら食卓へ届ける」を信条に日々取り組んでいます。
ブランド豚「だいじょ豚」は、愛情と責任をもって育てた豚の中から、肉屋としての目利きで厳選した自信作。また、若い世代に向けて店舗はカフェ風にリニューアル。食べる人の笑顔のために、これからも地域に根差したお店づくりを続けていきます。

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  • 自家養豚
  • 地域密着
  • 精肉店

Q.創業から現在に至るまでの歴史について教えてください。

うちは昭和28年に祖父の代から始まったお肉屋で、戦後の物資がない時代に「この地域にタンパク源を届けたい」という思いでスタートしました。
今でこそ当たり前のようにあるお肉も当時は貴重で、人々の食を支えるために始めたんですね。

私は7〜8年前に事業を引き継ぎました。現在は養豚場も2カ所持ち、自分たちで育てたオリジナルの「だいじょ豚」を扱っています。

Q.長年続けてこられた中で、地域の方々との関係で印象に残っていることはありますか?

やっぱり「おいしかったよ」って直接言っていただけるのが1番うれしいですね。
加工品のハンバーグなどもリピーターが多くて、何度も足を運んでくださる方がいると「続けてよかったな」と思います。地元の方の支えがあってこそです。

Q.「おいしかった」という言葉が励みになっているとのことですが、それを実現するためにはどのようなチャレンジがありましたか?

大きな転機は、コロナ禍の中で「だいじょ豚」というオリジナルブランドを立ち上げたことです。
それまではブランド豚としての展開はしていなかったのですが、「うちで育てた豚は自信を持って届けられる」と思えたので、名前をつけて世に出しました。
それによって、お客様にもより明確に私たちの豚の魅力を伝えられるようになりました。

Q.「だいじょ豚」の特徴やこだわりについて教えてください。

「だいじょ豚」は、文字通り「うちの豚なら大丈夫だよ」という思いを込めたブランドです。
同じ環境・同じ餌で育てても、一頭一頭性格も肉質も異なります。だからこそ、自分たちの目で見て「この子はだいじょ豚として自信を持って出せる」というものを厳選しています。
お肉屋としての視点で、脂の乗りや肉質を見極めて選んでいます。

Q.豚一頭一頭と向き合う姿勢は、飼育環境や餌へのこだわりにもつながっているのでしょうか?

そうですね。豚は生き物ですから、毎日の体調や様子に合わせて対応しています。
寒そうにしていたらおがくずをかけたり、食べやすい粒のサイズにしたり。この時期はこんな餌がいいよな、というふうに、常に豚の状態を見ながら調整しています。

麦や食物繊維、乳酸菌を加えることで、甘みのある油を作りつつ、豚独特の臭みを減らす工夫もしています。

Q.菊地さんにとって、豚はどんな存在でしょうか?

本当に「命に感謝」という気持ちです。
僕らは豚がいなければ生活できないし、人間は食物連鎖の最終形。だからこそ感謝を持って育てて、できるだけおいしい状態で届けるのが僕の仕事だと思っています。

一頭一頭表情も違って、まるで赤ちゃんのよう。
会話はできなくても、その子の状態を見てこちらができることをする。それが日々の仕事です。

Q.その思いが詰まった「だいじょ豚」のおすすめの食べ方があれば教えてください。

おすすめはしゃぶしゃぶですね。うちのオリジナルの出汁を使って食べてもらうのが1番のおすすめです。
こだわって選んだ北海道の刻み昆布を使った出汁でしゃぶしゃぶすると、素材の甘みが引き立つんですよ。
お肉も出汁も店頭で販売していますのでぜひ試していただきたいです。

Q.最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

もし近くに来る機会があったら、ぜひ立ち寄っていただけたらうれしいです。お肉を買わなくても、店内を見て回るだけでも大歓迎です。
「騙されたと思って1度食べてみてください」とよく言っています。
地域の皆さんが支えてくれているからこそ続けてこられたので、これからも感謝を忘れずに、できることを1つずつやっていきたいです。

– お店のおすすめ商品 – 

しゃぶしゃぶは、昆布だしの香りがふわっと立ち上がり、ひと口食べるとその深みのある味わいに思わず驚きます。シンプルだからこそ、だしの旨みが際立ち、具材のおいしさをやさしく引き立ててくれます。
口に運ぶたびにホッとするような、やさしい味わいで、つい箸が止まらなくなります。

セットのポン酢もさっぱりとした味わいで、お肉の旨みをしっかり引き立ててくれました。
つんとした酸味がなく、ご飯が進むちょうど良いバランス。重たくなりがちな肉料理も、最後までおいしくいただけます。

そして「だいじょ豚カレー」は、ひき肉の存在感がとにかく印象的。たっぷりと使われただいじょ豚のひき肉からは、ぎゅっと詰まった旨みとコクが広がり、カレー全体をしっかりと支えています。
スパイスの香りの中に、どこかやさしさが感じられる味わいでご飯との相性も抜群。
日常の1品としてはもちろん、贈り物としても喜ばれる仕上がりだと思います。

どちらも素材の味わいと丁寧さが伝わる、記憶に残るおいしさでした。

菊地泰國さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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