洋食屋Lien

世界一のシチューが味わえる場所
オーナーさん
料理をきっかけに、人と人とのつながりが広がっていく…そんな場所を作りたくて、神栖の地に「Lien」をオープンしました。
どこか懐かしい、でも新しい。36年かけて磨き上げた洋食の味と、あたたかな接客で、ほっとひと息つける時間をお届けしています。「また来たよ」とふらりと立ち寄れる、そんな存在でありたいと願っています。
URL:InstagramMap:飲食
- 洋食屋
- ビーフシチュー
- 絆
Q.まずはじめに、お店の名前「リアン」の由来を教えてください。
「リアン」はフランス語で「絆」という意味なんです。
このお店を通じて、お客様同士がつながったり、お客様が誰かをご紹介してくれたり、そういう「絆」が生まれる場所になったらいいなという思いで名付けました。
Q.お店を始めたきっかけについてもお聞かせいただけますか?
もともとは神栖で古くからある洋食店にいて、そこで共同経営のような形でやっていたんです。でも、そこでは自分の味は出せなかったんですね。
やっぱり料理人として、自分が「おいしい」と思う味を形にしたくて。
36年間洋食をやってきて、ナポリタンとかグラタンみたいなシンプルだけど深い味のある料理が好きだったので、思いきって自分の店をやることにしました。


Q.メニューの中でも特にこだわっている1品は何でしょうか?
ビーフシチューとふわとろオムライス、あとはグラタンですね。
特にシチューとグラタンに使っているホワイトソースはかなりこだわっています。
今の洋食屋さんだとさらっとしたソースが多いけど、うちは昔ながらのどろっと濃厚なベシャメルソースを使ってます。
マカロニにしっかり絡んで、最後の1口までおいしく食べられるようにしています。
Q.こだわりの料理を提供する空間づくりとして、内装や席配置にもこだわりがあるそうですが、詳しく教えてください。
もともとこの建物は自宅で、将来お店をやるつもりでキッチンを広めに設計していました。
リノベーションしてお店にしたんですが、内装はアメリカンヴィンテージっぽく、西海岸の雰囲気を意識しています。
ベンチ席をコの字型に配置しているのでお子様連れでも安心ですし、机をまとめれば20名以上の団体さんにも対応できます。

Q.団体のお客様にも対応できるレイアウトというのは珍しいですね。団体利用の際はどのように料理を提供されているのでしょうか?
コース料理ではなく「ひとりいくらでお願いします」というお任せスタイルが多いです。そのご予算に合わせて、こちらでメニューを考えてお出しします。
お皿もシェアしやすいように盛り付けて、取り分けながら楽しんでいただけるようにしています。
洋食屋さんって団体では利用しづらいイメージがあるかもしれないけど、うちは柔軟に対応していますよ。
Q.接客についても、お客様との距離感を大切にされている印象を受けました。どんなことを意識されているのでしょうか?
とにかく気軽に来てもらいたいという気持ちがあるので、敬語もそこまで堅くせず、フレンドリーな接客を心がけています。
お声がけは必ずするようにしていて、常連さんも初めての方も関係なく、みなさんに「ただいま」って言ってもらえるような雰囲気を目指しています。
実際にお1人で来られるお客様も多いんですよ。

Q.「ただいま」と言えるような雰囲気は、とても居心地がよさそうです。実際に印象的だったお客様とのエピソードがあれば教えてください。
ホテルに泊まっていた高校生が、夕食を食べに8人で来てくれました。「また明日も来ます」って言ってくれて、翌日も本当に来てくれたんです。
最後には「写真撮ってもいいですか?」って言ってみんなで写真を撮って、すごく嬉しかったですね。
そうやって思い出に残る場になれたのが本当にありがたかったです。
Q.お店が人の思い出に残る場所になるのは、まさに「絆」そのものですね。これからお店として挑戦してみたいことはありますか?
季節限定のメニューに挑戦してみたいと思っています。季節感のある料理を少しずつ取り入れていけたらと。
夫婦ふたりなので無理のない範囲ですが、季節を感じる洋食を楽しんでいただきたいですね。
Q.これから訪れる方にとっても、季節ごとの楽しみがあるのは嬉しいですね。最後に、「リアン」にこれから来たいと思っている方へメッセージをお願いします。
昔ながらの洋食を、気取らずに楽しめる場所です。どなたでも入りやすい雰囲気を大切にしていて、まるで誰かの家に遊びに来たような感覚で過ごしていただけたらと思っています。
「ただいま!」と言いたくなるような、そんな温かい空間を用意してお待ちしています。
– 絶品ふわとろオムライスをいただきました! –
口の中で溶けてなくなるくらい濃厚でおいしかったです。
ケチャップを1本使っているんじゃないかと思うほど、濃厚なケチャップライスに驚きました。
その上には、卵3つ分のふわとろオムレツ。見た目もとてもおいしそうで、昔ながらの洋食屋さんの雰囲気を感じました。
仕上げのデミグラスソースがとにかく濃厚で、ごはんにも卵にもぴったり。
1口ごとに幸せを感じる、最高の1皿でした。

オーナーさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!