中古の安杉

毎日が楽しくなる宝探し!「安すぎ!」が合言葉の100円で広がるリユースの世界
段木さん、内野さん
手に取りやすい価格帯を中心に、リユース・リサイクル品をサステナブルに提供する無人店舗です。「誰でも気軽に」「清潔で明るく」「毎日来ても飽きない」そんなお店づくりを大切にしています。
お客様とのコミュニケーションも積極的に行い、リクエストを反映することで地域の方々に寄り添った運営を心がけています。無駄をなくし、物に新しい命を与えながら、人にも地域にもやさしい場所を目指している場所です。
URL:InstagramMap:ショッピング
- リサイクル
- サステナブル
- 地域密着
Q. 「安杉」という店名が印象的ですが、どのような意味が込められているのでしょうか?
「安くリユース品を提供したい」という思いから名付けました。「安すぎる!」と覚えてもらえるような、インパクトのある名前にしたくて。
実際、店内には100円の商品を中心に取りそろえていて、誰でも気軽に立ち寄っていただけるお店を目指しています。
Q.無人リサイクル店舗というスタイルを始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
実はもともと社長の依頼がきっかけでした。同業の知人から「こういう無人の仕組みがあるよ」とアドバイスを受けて、会社として挑戦してみようという流れで始まりました。
うちは「エバーグリーン鹿嶋」という就労継続支援A型事業所で、他の事業所とも連携しながらサステナブルに運営しています。


Q.商品の仕入れや補充の仕方にどのような特徴がありますか?
グループ会社内で古着や雑貨などを扱っている事業所が複数あって、そこで循環するような形で商品を補充しています。
たとえば、他店で売れ残ったものをこちらに移して100円で販売するなど、無駄が出ないようにしています。補充はほぼ毎日行っていて、常連さんはその「入れ替え」を楽しみにしてくださっているようです。
Q.お客様の反応やリクエストにも対応されていると伺いましたが、具体的にはどんなやり取りがあるのでしょうか?
お客様の声にはなるべく耳を傾けています。アンケート用紙を設置しているほか、インスタのDMやメールなどでも「こんな商品がほしい」といったリクエストをいただくことがあります。
できる範囲で対応して、実際に「無事に買えました!」という喜びの声をいただくと本当にうれしいですね。

Q.特に人気のあるジャンルや、意識的に仕入れている商品はありますか?
CDとDVDは特に人気ですね。今の時代、サブスクやスマホで観られるものが多いですが、高齢の方やコレクターの方は「モノとして手元に置いておきたい」と考える方も多く、根強い需要があります。
演歌やクラシック、アニメ、J-POPまでジャンルも幅広く、お子さんから年配の方まで幅広い年代のお客様がいらっしゃいます。
Q.無人営業という形で安心して利用してもらうために工夫されている点はありますか?
まずは清潔感を大事にしています。毎日掃除を徹底して、見た目にも整ったお店づくりを心がけています。
コーナーごとに色味を変えたり、誰が見てもわかりやすい配置にしたりと、楽しく明るい雰囲気になるように工夫しています。
もちろん、防犯カメラは常時稼働させていますし、自己申告制の支払い方法についても、使い方がわかるように案内を工夫しています。

Q.地域との関わりで印象的なエピソードがあれば教えてください。
子どもたちは100円でゲームソフトを買えることに喜んでくれます。お小遣いで気軽に試せるのが嬉しいみたいで、うちの娘の友達もよく来てるそうです。
また常連のお客様が声をかけてくださることも多く「欲しかったあれ買えたよ、ありがとう」なんて言ってもらえるのは本当に励みになります。
都内など遠方から来てくださる方もいらっしゃって、本当にありがたいです。
Q.最後に、この記事をご覧になっている方に向けてメッセージをお願いします。
「安杉」は、なかなか他にはないタイプのお店ですが、意外とまだ知られていないんです。
役所の前にあるのに「そんな店あったっけ?」って言われることもあります。もっと多くの方に知っていただいて、口コミで広めてもらえたら嬉しいです。
掘り出し物を探しに、気軽に遊びに来てくださいね。
段木さん、内野さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!