魚丼かしま店

今日はどれにする?毎回違う、いつもおいしい135種類から選べる海鮮丼屋さん
柏熊さん
鹿嶋に暮らす人たちが、もっと気軽に海鮮を楽しめたら。そんな思いから、この 魚丼かしま店は生まれました。選べる丼はなんと135種類以上。毎回新しい楽しみがあり、オリジナルの組み合わせで自分だけの1杯を見つけることもできます。
私たちが目指しているのは「特別な日」ではなく「日常」に寄り添うこと。普段の生活の中でふらっと立ち寄れて、いつものご飯として楽しめる海鮮丼屋でありたいと考えています。
URL:InstagramMap:飲食
- 海鮮丼
- 創作丼
- オリジナル丼
Q.ご自身のお店を持とうと思われたきっかけや理由を教えてください。
10年ほど飲食の仕事をしていたのですが、一時期は別の仕事をしていたこともありました。ただ、飲食って1度やると「自分のお店を持ちたいな」っていう気持ちがどこかに残るんですよね。
そんな時に、ふとInstagramで「魚丼」の紹介が流れてきて、「こういうスタイルのお店、鹿嶋にはないな」って思ったんです。
海鮮丼って、都心ならまだしもこの辺りではなかなかリーズナブルに食べられる場所がない。だからこそ「それなら自分がやってみよう」と思って挑戦することにしました。
ちょうど住んでいる地域でもあったので、なおさら地元の人たちに喜んでもらえるお店にしたいと思ったんです。
Q.地元でお店を出された背景にはどんな思いがありましたか?
私自身が鹿嶋に住んでいるので、土地勘もありましたし、地域の食の選択肢にも自然と目が行っていたんです。
このあたりには、気軽に入れておいしい海鮮丼を手軽な価格で食べられる場所があまりないという実感がありました。だからこそ「こんなお店があったらきっと喜んでもらえるんじゃないか」と思ったのが1番のきっかけです。
地元の方が普段使いできるお店にしていくことを目指して、無理のない価格設定や気軽に入れる雰囲気づくりを意識しました。
地元の人たちの「また行こうかな」と思える、そんな場所になれたらうれしいです。


Q.海鮮丼といえばお刺身が乗っているイメージですが、「創作丼」として提供されている理由は何でしょうか?
普通の海鮮丼って、ご飯に刺身を乗せてあるだけのものが多いですよね。
それももちろんおいしいんですけど、それだと「もう食べ飽きちゃったな」って感じる人もいると思うんです。実際、自分でもそういう感覚がありましたし。
それなら、ただの刺身丼じゃなくて「創作海鮮丼」として一工夫ある丼を出したいなと。
漬けにしたり、炙りを加えたり、具材を和えたりすることで味の奥行きが広がりますし、見た目も楽しくなります。
お客様にとっても、「これは初めての組み合わせだな」っていう驚きがあったほうが、また来たくなるきっかけになると思うんです。
Q.135種類以上あるメニューは、どうやって作られているのでしょうか?
「こんなに種類があるんだ」と言っていただけることが多くて、とてもありがたいです。でも、ただ種類が多いだけじゃなくて、1つひとつの味にちゃんと個性があるように意識しています。
たとえば同じネタでも、漬けにするのか炙るのか、どの食材と合わせるのかでまったく印象が変わりますよね。そういう組み合わせをいろいろ考えるのが楽しいんです。
お客様の中には、「この前これ食べたから、今日は別のにしようかな」と言ってくれる方も多くて、それがすごく嬉しいです。
迷いながらも楽しんで選んでくださっている姿を見ると、「このバリエーションを維持してよかったな」と感じます。

Q.お客様との関係性づくりでは、どんな取り組みをされていますか?
お客様との関係を深めていくためには、まず「来やすい」ことが大事だと思っています。なので、LINEを使ってクーポンを配信していて、登録してくださった方には割引や情報をお届けしています。
少しでも「今日は魚丼にしようかな」と思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
あとはメニューが多いからこそ、手書きのPOPで人気ランキングやオススメ商品を紹介したり、季節限定メニューを分かりやすく掲示したりしています。
中には、何度か通ってくださって「自分のオリジナルを作ってみたい」と言ってくれるお客様もいて、そういう方には自由に組み合わせてもらえるように対応しています。
コミュニケーションをとることで、お客様にもこの店の楽しさがより伝わると感じています。
Q.店内づくりでこだわったポイントはどこですか?
女性1人でも入りやすい雰囲気には本当にこだわりました。一般的に、海鮮のお店ってちょっと「男っぽい」「市場っぽい」イメージがあると思うんです。
でも、そういう雰囲気だと女性1人では入りづらいと感じてしまうこともあるので、最初から「カフェみたいな雰囲気」にしたいと考えていました。
店内には観葉植物を置いて、木の温かみのあるインテリアを取り入れています。照明も明るすぎず、落ち着ける空間になるように工夫しています。
そうすることで「ちょっと1人でごはん食べたいな」って思ったときにも、気負わずふらっと来てもらえるお店にしたいと思っています。

Q.今後はお子様向けメニューの開発も検討されているそうですね。どのような内容を考えていますか?
そうですね、今まさに考えているところです。うちの丼って、ご飯の量が普通盛りでも240gくらい、小盛りでも180gくらいあるので、特に小さなお子さんにはちょっと多いと感じることもあるんです。
なので、もっと軽めに食べられる「お子様用の魚丼」みたいなメニューを作れたらいいなと思っています。
ワンポイントで気軽に食べられるようなサイズで、見た目も楽しく、もちろん味にも手を抜かない。ご家族で来たときに、みんなで一緒に楽しめるようなメニューにしたいんです。
そうすれば、親御さんも気兼ねなくお店を選んでいただけると思います。
Q.最後に、このインタビューをご覧になっている皆さんへメッセージをお願いします。
魚丼は、とにかく種類が多くて、しかもリーズナブルに楽しめるお店です。
特別な日じゃなくても、日常の中で「今日はちょっと海鮮が食べたいな」と思ったときに気軽に立ち寄ってもらえたら嬉しいです。
丼ものをご購入いただいた個数分のお吸い物をプレゼントする雨の日サービスや、9がつく日サービスなども行っています。毎回違うメニューを試してみたり、自分だけの組み合わせを作ってみたりと、楽しみ方はいろいろあります。
迷ったときはスタッフに相談してもらえればオススメもご紹介できますので、ぜひ、気軽にのぞいてみてください。お待ちしております。
柏熊さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!