ola blue cafe

ola blue cafe

賞味期限15分の芸術をあなたに

あいちゃん、やっちゃん

「癒し」と「驚き」が共存するカフェです。コロナ禍の閉塞感の中で生まれた「進化系かき氷」は、素材・味・構成のすべてにこだわり、ひとくちごとに新しい発見があるものばかり。季節ごとの旬の果物を使ったメニューは10日ごとに入れ替わり、訪れるたびに新しい体験ができます。
カフェという枠を超えた「人がつながる場所」として、ゴーラーさん同士が出会い、常連さんと店主が語り合う。そんなコミュニティの場でもあります。

URL:InstagramMap:飲食

  • 進化系かき氷
  • フレンチラーメン
  • ゴーラーの聖地

Q. まず、「ola blue cafe」さんを始めたきっかけについてお聞かせください。

元々、私(あいちゃん)は会社員で研究職をしていたんです。食品の菌の培養や賞味期限の検査などをやっていて、勤務時間も朝4時出勤などハードでした。
辞めたいなと思っていたときに、ちょうどこの店舗が空いたんです。

やっちゃんとは元々友人で、よく一緒にホームパーティーをやっていて、「カフェやりたいね」って口にしていて。そこからノリで「やっちゃう?」って始めたのがこのお店です。

Q.お2人とも飲食経験があったわけではないとのことですが、なぜここまで本格的なメニューが展開できているのでしょうか?

そうなんです、2人とも飲食の経験はゼロ。料理教室にも行ったことがありません。
でも、主婦歴が長かったので料理は好きです。

カフェを始めてからも、全部独学。かき氷もYouTubeで勉強して、シロップも試行錯誤して自分たちで作ってきました。
ランチも夜のコースもやってきましたし、エッグワッフルやバブルワッフル、さらには鹿島初のダージーパイなど、常に新しいことを探して試してきたんです。

Q.ゼロからのスタートだったからこそ、逆に「鹿嶋にないものを」という発想に結びついたのですね。そういった中で「進化系かき氷」はどのように生まれてきたのですか?

コロナ禍でお客さんが激減した時期に、「なにかできることはないか」と空いてしまった時間を活かして始めたのがかき氷です。
最初は完全に独学でシロップ作りから始めて、氷の扱い方も学びました。どうせやるなら普通じゃつまらないので、味を3層に分けたり、食感に変化をつけたり、最後まで飽きずに楽しめる構成にしてきました。

中でもお食事系かき氷は特に力を入れていて、カプレーゼやカルボナーラ、さらには年越しそばのかき氷まであります。

Q.お食事系かき氷への情熱がすごいですね。かき氷に使用される素材の仕入れや品質管理はどうされていますか?

氷はユネスコ認定の「大和氷室」のブランド氷を使用しています。保存用、削る直前用で温度管理を分けていて、削るときはベストな温度に調整します。
果物は農家さんから直接仕入れていて、無農薬・オーガニックにこだわっています。例えばブルーベリーは自分たちで摘みに行ったこともあるんですよ。
素材を知って、その想いを汲み取ることが大切だと思っています。

Q.「賞味期限15分以内」というキャッチーな表現もありました。その繊細さを実現するための工夫は?

氷の削り方には特に気を使っていて、季節や天気によって刃の角度や削り方を変えています。
夏は溶けやすいので粗めに、冬はふわふわに仕上げます。
また、氷の状態も常にチェックして「これは削れない」と判断したらすぐに交換します。ふわふわな口溶けと食感を守るため、削るスピードや道具の扱いも妥協しません。

Q.そこまで繊細なかき氷だからこそ、全国から「ゴーラーさん(かき氷愛好家)」たちが訪れるのでしょうか?

 はい、実際に北海道や名古屋、仙台から毎月通ってくださる方もいらっしゃいます。ゴーラーさんは1日に7杯も食べることもあるんですよ。特にうちは「お食事系かき氷の店」として認識されているようで、「これはola blueさんしかない」と言ってもらえるのが嬉しいですね。
だからこそ、常に新しいメニューを考えて10日サイクルでどんどん変えていっています。

Q.その変化を楽しみにしているお客様も多いと思います。今後、かき氷以外で力を入れていきたいメニューはありますか?

はい、実は今「フレンチラーメン」に力を入れていきたいと考えています。最初は3月から6月に期間限定でやったのですが、「カフェのラーメンだと思ってバカにしてたけど、びっくりした!」という声が多くて。
牡蠣の旨味を生かしたラーメンなんですが、これが特に人気。女性でも1人で入りやすいお店のラーメンとして、今後もっと広めたいと思っています。

Q.店内の雰囲気づくりで意識していることはありますか?

店名の「ola blue」は、ハワイ語の「ola=癒し」と、鹿島の海の「blue=青」からとっています。内装はすべて自分たちでDIYしたんです。
仕事が終わってから夜な夜な作業して、カウンターもベンチも手作り。
お客様にはただ食べるだけじゃなく、ほっとしてもらえる空間を提供したいと思っています。実際、ここでゴーラーさん同士が知り合って、仲良くなることも多いんですよ。

Q.空間そのものが人と人をつなぐ役割も果たしているんですね。地域とのつながりについてもなにか取り組みはありますか?

 はい、毎年「鹿嶋まつり」には必ず出店しています。以前はカシマスタジアムでも出していましたし、地域の祭りにも参加したこともあります。
最近は体調面もあってイベント参加は控えめですが、地域のにぎわいには貢献したいと思っています。鹿嶋って本当にお祭りが多いんですよ。

Q.最後に、これから「ola blue cafe」を訪れようと考えている方にメッセージをお願いします。

騙されたと思って来てみてください。うちのかき氷を食べて「概念が変わった」と言ってくれるお客さんがたくさんいます。嫌いだった果物が食べられるようになったという声も多いです。
季節を感じられる旬の果物や、こだわりの素材を楽しみに来てください。
きっと、何かが変わると思います。

–おすすめのかき氷メニュー–

季節限定の「桃みるく」と「杏レアチーズTEA」のかき氷をいただきました!どちらも見た目から美しく、ひと口ごとに驚きのある味わいです。
「桃みるく」は、丸ごと生の桃を贅沢に使用した1品。果肉のフレッシュさがしっかり感じられ、ジューシーでなめらかな口当たりが印象的でした。シロップの濃さや甘さも絶妙で、まさに桃好きにはたまらない1杯。

一方の「杏レアチーズTEA」は、甘さ控えめの杏シロップと紅茶の香り、レアチーズのまろやかさが三位一体となった大人な味わい。後味がすっきりしていて、何層にも重なった味の変化が楽しく、最後まで飽きずに楽しめました。

季節の素材を大切にしながら、1品ごとに丁寧に作られていることが伝わってくるかき氷。特別な日やご褒美にぴったりのデザートです!

あいちゃん、やっちゃん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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