豆ぱん(コッペパン専門店)

コッペパンの概念を覆す創作パンの世界
店長さん
遊び心あふれるコッペパン専門店です。こだわりは「おいしいものしか出さないこと」。ユニークな発想で生まれたパンや、お客様の声から生まれたメニューが並びます。
店内にはイラストがあふれ、パンだけでなくオリジナルグッズも人気です。普通のパン屋ではなく、「楽しくて面白いお店」であることを大切にしています。
少し入りづらい場所にありますが、扉を開けばワクワクが詰まった空間。ここでしか味わえないパンと時間を、ぜひ楽しんでください。
URL:ホームページMap:飲食
- パン
- コッペパン
- イラスト
Q.お店の名前「まめパン」は、どのような由来があるのでしょうか?
実はパンとは全く関係なくて、私が飼っている鳥の名前が「まめちゃん」なので「まめパン」という名前になりました。
でも、お店の名前だけ聞くと「豆を使ったパン屋さんかな?」と思われることが多くて、「豆パンはありますか?」と聞かれることもあります(笑)。
Q.豆を使ったパン屋をやろうと考えていたわけではなかったんですね。
でも、今はとても個性的なメニューがたくさんありますよね。メニュー開発はどのように進めているんですか?
メニューは3人で考えているのですが、特に奥野さんがぶっ飛んだアイデアを出してくれます。
例えば「にんじんパン」は、にんじんを丸ごと一本パンに包んでしまうというものなんですが、「これ、入れちゃおう!」みたいなノリで誕生しました。
アイデアの源泉は、特に参考にしているものはなく、「面白そう」「おいしそう」と思ったら試作してみるというスタイルですね。


Q.お客様からの声で生まれた商品などはありますか?
ありますよ。「ミョロリ」というパンがあるんですが、もともとはミルククリームを挟んだものとして販売していました。
ある日、お客様が店内のノートに「ミョロリ・ブラウン」とイラスト付きでコメントを書いてくださって、それを見た瞬間に「コーヒー味のミョロリ作ろう!」となって生まれたんです。
他にも、お客様のリクエストから生まれた商品はいくつもありますね。
Q.お客様との交流の中で、新しい商品が生まれることもあるんですね。店内の壁にもたくさんのイラストが貼られていますが、これはどういう経緯で始まったのでしょうか?
特に「こうしよう」と決めたわけではなくて、スタッフの1人が「やったほうが面白いんじゃない?」と始めてくれました。
メニュー表だけだと無機質になりがちですが、イラストがあることでお客様が楽しめたり、わかりやすかったりするのかなと思います。
最近はお客様がイラストを描いてくださることも多くて、ますます賑やかになっていますね。

Q.お店にはパンだけでなく、グッズも販売されていますよね。特に人気のグッズは何ですか?
缶バッジも人気ですが、1番人気は「ニョロリ」の人形ですね。
店内のイラストから誕生したキャラクターが、そのままグッズ化されることもあります。キャラクターたちに愛着を持ってくれるお客様が多くて、SNSでもたくさん投稿してもらえているのが嬉しいです。
Q.まめパンさんはSNSやYouTubeの発信にも力を入れていますよね。発信を始めたきっかけはなんだったんでしょうか?
正直なところ、うちは常に経営がギリギリなので(笑)、知ってもらうために色々やっています。
X(旧Twitter)もYouTubeも、やらなきゃ生き残れないという危機感があるからですね。
でも、ただ宣伝するだけじゃなく、面白いことをやって楽しいお店にしたいという気持ちもあります。

Q.常に新しいことに挑戦されているんですね。今後、新しく挑戦してみたいことや展望はありますか?
特に「こうしたい」という目標はなくて、今できることを精一杯やるだけですね。
経営状況も厳しいので、「面白い店でいられなくなったら、静かに消えていく」と思っています。
でも、続けられる限りは楽しくやりたいし、面白いパンを作り続けたいですね。
– オリジナリティのあふれるパンをいただきました! –
個性的なコッペパンをいただきました。
まず驚いたのは、味のバリエーションと仕上がりの丁寧さ。
特に印象に残ったのは「人参のコッペパン」でした。見た目にもやさしく、口に入れた瞬間、ほんのり甘い人参の風味が広がり、ふわっとした食感と共に、どこか懐かしいような、でも新しい味わいを楽しめました。
定番だけでなく、1つひとつのパンにしっかりとした個性があり、素材の良さを感じられるのも大きな魅力。さらに、サクサク軽やかな「ラスク」も印象的で、つい手が止まらなくなるおいしさでした。
どれも重たさを感じることなく、最後までおいしくいただける仕上がりで、こだわりと工夫がしっかり伝わってきます。
素敵なパンと時間をありがとうございました!

店長さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!