MAD PINSTRIPING

フリーハンドが生む唯一無二のライン
MADくん
「手描き」のぬくもりを大切に、ピンストライプやサインペイントを用いて、日常に寄り添うアートを生み出しています。「飾るだけで終わらないアート」をテーマに、ヘルメットやお香立て、鉢など、実際に使えるアイテムに命を吹き込むような制作を行っています。
誰かの暮らしに「MAD」なスパイスを添える、それがこのブランドの目指すところです。
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- ピンストライプ
- 手描きアート
- アメリカンカルチャー
Q. ピンストライプを始めたのはどんな経緯だったのでしょうか?
もともと小学生の頃から絵を描くのが好きだったんですけど、大人になるにつれて全然描かなくなっていたんです。
でもコロナ禍で時間ができたときに、子どもと一緒に遊ぶために塗り絵を作ろうと思ったのがきっかけで描くことを再開しました。
そこから絵を描く楽しさを思い出して「これ、仕事にできたら面白いな」と思うようになり、その頃好きだったアメリカ文化とつながるピンストライプに出会って、独学で始めた感じです。
Q.「MAD」という名前にはどのような思いを込めているのですか?
僕の本名が「マサユキ」なので「マサユキ・アート・デザイン(MASAYUKI ART DESIGN)」の頭文字をとってMADにしたんです。
あとロックやパンクが好きで、狂気とか衝動的な意味のマッドという言葉のニュアンスも好きだったので、それらを込めてこの名前にしました。
名前自体にも少しインパクトがあって、覚えてもらいやすいかなという思いも入っています。


Q.地元・神栖市で活動を続ける魅力はどんなところにあると感じていますか?
やっぱり、自分がずっと住んでいる場所という安心感と住みやすさが大きいですね。
地元っていうだけで、会話のきっかけになることもあるし、近くに家族や知り合いも多いのでサポートしてもらえる部分もあります。
あと、ここから発信してもちゃんと見てもらえるっていう手ごたえも感じていて、ネットとかイベントを通じて繋がれるから、あえて外に出なくても今の時代なら勝負できるって思ってます。
Q. アメリカ文化に関わることによって、自分自身が変わったなと感じる部分はありますか?
アクセサリーの仕事をしていた頃は、まだアメリカ文化への理解も浅かったと思います。
でもこのお店に入って、オーナーやお客さんを通じて深く関わるようになってからは、カルチャーに対する視点が変わりましたし、自分の中で「好き」をより明確に表現できるようになった気がします。
作品を通してアメリカの空気感をどう伝えるかっていう意識も出てきて、それが1番の成長かなと思ってます。

Q.「人の手で描く」ことに強いこだわりを感じましたが、デジタル全盛の今だからこそ、手描きで描く魅力はどんなところにあると思いますか?
やっぱり、手描きって「人間味」が出るんですよね。
デジタルだと均一で完璧な線が引けるけど、手描きだとちょっとしたブレとか、書き手の癖が出るんです。
その「ユルさ」とか「雑さ」が逆にあたたかくて、僕はすごく魅力に感じてます。
人が描いたっていう証拠が残ってる感じが好きで、それを求めてくれるお客さんも増えている気がします。
Q.作品の中には、瓶をお香立てに再利用したユニークなアイデアもあるそうですが、日用品にアートを落とし込む時に特に意識していることはありますか?
「飾れるけど使える」っていうのは大事にしてますね。
アートって、どうしても「見るだけ」になりがちなんですけど、日常で使えるものにアートを施すことで、もっと身近に感じてもらえると思ってます。
たとえばお香立てなら、部屋に置くだけでインテリアにもなるし、実際に使える。そういう「機能性のあるアート」を意識して作ってます。
それもあってか、作品の中ではヘルメットが特に人気です。

Q.イベントでのライブペイントにはどんなこだわりがありますか?
イベントでは、その場で描くっていう「ライブ感」を楽しんでもらうのが大事ですね。
全体をがっつり描くには時間が足りないけど、ワンポイントなら30分〜1時間で仕上げられるので、即興的なやり取りも含めてお客さんとの会話も楽しみながらやってます。
見るだけじゃなくて、オーダーする過程ごと体験してもらえるのがイベントの魅力ですね。
Q.印象的なお客様とのエピソードがあれば教えてください。
最近では、「おもと鉢」っていう鉢に絵を描いた作品が『有吉の園芸』という番組で使われたことがあって、それはかなり嬉しかったですね。
2年くらい前から依頼を受けて描き続けてきた中で、まさかテレビで紹介されるとは思ってなかったので、反響もすごくて、DMがたくさん届きました。
やっぱり、自分の作品が誰かの目に届いてリアクションがあるとやりがいを感じます。
Q.今後、参加してみたいイベントや挑戦してみたいことはありますか?
ホットロッドショーは、日本最大級のアメリカンカルチャーのイベントで、僕の中では1番の目標です。
作品自体は出展させてもらってるんですけど、今度はアーティストとしてその場に立ちたいです。
そうすることで、もっと多くの人にピンストライプの魅力を直接伝えられるし、同じカルチャーに興味のある人たちと繋がれると思うんです。
自分の「今」を見てもらう場として、絶対に出たいですね。
– お店のおすすめ商品 –
MADさんでお香立ての瓶を購入しました!
アメリカンな雰囲気が漂うデザインで、部屋に置くだけで空間がグッと引き締まります。
お香を焚かないときでもオブジェとして楽しめる存在感があり、インテリア好きな方にもぴったりです。
手描きのアートが一点ものの特別感を演出してくれるので、自分だけのアイテムとして長く愛用できそうです。
暮らしにちょっとした「アート」を取り入れたい方におすすめです!

MADくん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!