くるりん森
自由と責任を大切にした、みんなが自分らしく楽しむ場所「くるりん森」
かとっぺ
「自由と責任」をテーマにした多機能型事業所として、子どもたちとその家族、地域の方々が共に過ごし、学び合い、成長できる場所を提供しています。施設では発達支援や放課後デイサービスを中心に、自然とのふれあいを大切にし、自由な空間での活動を通して子どもたちが自分のペースで成長することをサポートしています。
「お互いの自由を尊重し、みんなで楽しむ」という思いを込めて、施設内ではルールを最小限に。利用者が主体的に過ごせる空間作りをしています。
URL:ホームページMap:暮らす
- 放課後デイサービス
- 児童発達支援
- 社会福祉法人
Q.まずは、「くるりん森」の設立の背景についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
元々は小さな保育園からスタートし、2022年4月からは就労A型施設として、障害のある方々が働くカフェと生活介護を軸にした多機能型事業所として運営を始めました。
事業を進める中で、より多くの方に支援の手を差し伸べられるようにサービス内容を改善し、午前中には発達に遅れのある未就学の子どもたちへの支援、午後からは放課後デイサービスを提供する形に転換しました。
また、地域貢献の一環として看板を立てずに「なにをしている場所だろう?」と興味を引き、その魅力を伝える方法をとっています。
Q.事業転換を行う中で、特に意識したことはどんなことでしょうか?
事業転換で特に意識したのは「自由と責任のバランス」を大切にすることです。私たちは、自由に楽しめる空間を提供したいと考えていますが、それを守るためにはお互いの責任感が必要です。
大人も子どもも自分のペースで過ごし、自由を楽しむために主体的に行動し、相手を尊重することが重要だと思っています。
そのためにも、私たちの施設では「放牧場」のような感覚で、誰かに責任を任せるのではなく、みんなが主体的に動きながら自由を守ることを大切にしています。
自由と責任を両立させた空間作りを目指し、皆が自然と気持ちよく過ごせる環境を提供したいと考えています。


Q.「放牧場」のような自由な空間の、1番の魅力は何でしょうか?
1番の魅力は、「みんなが気持ちよく過ごせる空間」という点です。
誰かに管理され強制されるのではなく、皆が自分のペースで、自然と共に気持ちよく過ごせる場所を作っています。お互いの自由を尊重し、楽しく過ごすことができる空間、心からリラックスできるような雰囲気になるよう心がけています。
どんな人でも肩肘張らずに過ごせる場所であり、そこから生まれる自然なコミュニケーションや発見が大きな魅力だと感じています。
Q.とても居心地がよさそうですね。そのような空間を実現するために、どのような取り組みをされているのでしょうか?
私たちは施設内での決まり事をできるだけ少なくし、「気持ちよく過ごすためのルール」を自然に皆が守れるような仕組みを作っています。
特に他の人を気遣うことや、楽しさを共有することを意識的に促しています。
また、自由を守るためにはお互いが責任を持って行動することが大切だと考えています。
そのため、自由と責任をセットで考え、大人も子どもも、自分の行動に責任を持ち、調和のとれた空間で楽しく過ごせるよう支援しています。これにより、自然にお互いのペースで過ごせる環境が作られます。

Q.そのような取り組みが、実際に利用者さんたちにはどのような影響を与えているのでしょうか?
施設内で「お互いを尊重する」という意識が徐々に育まれていると感じます。
特に子どもたちは、自分のペースで過ごすことができるため、自然に心を開き、他の人とコミュニケーションを取ることができるようになっています。
例えば、最初は少し内向的だった子どもたちが、自分から話しかけることができるようになったり、他の子と一緒に遊ぶことができるようになりました。
また、放課後デイサービスを利用している子どもたちは学童生活の中で他の子どもたちと一緒に楽しむ力を養い、学校生活でもその力を活かせるようになっているのを感じています。
Q.ご家族から寄せられる声の中で、特に心に残っているエピソードはありますか?
子どもたちが、「あそこでいっぱい遊べるんだよ!焚き火でマシュマロができるんだって!」のように、学校でお友達に話したり、お家で保護者の方にその楽しさを伝えてくれることがよくあるそうです。
それを聞くと、本当に嬉しく感じます。また、診断がつかない子どもたちや不登校の子どもたちが、ここに来ることで居場所を見つけられ、安心して過ごしている姿を見ると、私たちも励まされます。
こうした子どもたちが自然と集まり、自由に過ごし、そしてその楽しさを家族や友達に伝えてくれることが、私たちの活動が意味あるものだと実感させてくれます。

Q.今後に向けて、どのような支援を目指していきたいと考えていますか?
今後は、「大人も子どもも自分らしくゆったりできる場所」をさらに広げていきたいと思っています。
大きな夢ですが、川崎市にある「子ども夢パーク」のように、子どもたちが自分らしく育ち、自由に過ごせる環境を提供することが私たちの目標です。
子どもたちは未来を担う大切な存在であり、より多くのお金やリソースを子どもたちに使ってもらいたいという思いがあります。
子どもの時にどんな環境で過ごすかが、その子自身が充実した人生を送れるための基盤となると思うので、私たちはそのサポートをしっかりと行いたいと思っています。
またお母さんたちの社会参加を促進するための活動にも力を入れ、より多くの家族が社会とつながりながら成長できる場所を提供していきたいと考えています。
Q.最後に、くるりん森を初めて知った方に向けて、伝えたいメッセージをお願いします。
「何歳になっちゃったからできない」「お母さんになっちゃったからできない」なんてことはありません。「やってみたい!」と思ったその瞬間から、なんでも始めることができます。
年齢や立場に関係なく、自分のペースでやりたいことに挑戦できる場所がここにはあります。
お母さん、お父さんになったからこそ、なにかを始めたくなることもあると思います。ここはみんなで一緒に楽しく過ごし、成長できる場所です。
「やってみたい!」と思うことが少しでもあれば、ぜひ、くるりん森一度来てください。
かとっぺさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!