KEN’S kitchen

自家製ソースが決め手のJAPANケバブ!
マツケン
ただのケバブ屋ではありません。自分が「おいしい」と思った味を自分で作り、試行錯誤しながら作り上げてきたキッチンカーです。自由になりたいという思いを胸に、うつ病からの復活を経て少しずつDIYで作り上げたこの場所には、人生のすべてが詰まっています。
だからこそ、ここでしか食べられない特別なケバブを提供しています。
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Q.最初に、ケバブ屋を目指したきっかけについて教えてください。
ケバブ屋になろうと思ったのは、会社員時代にうつ病になったことがきっかけです。
ずっと「自由になりたい」という思いがあったんですが、会社員生活の中ではそれが叶わず、病気になったことで「もう無理だな」と思いました。
でも家族もいるし、働かなくちゃいけないし…、だから自分でなにかやるしかないと決めました。
最初にビジネスを始めてみたけどあまり面白くなくて、そんな時にケバブを作ってみたら「これおいしいな」って思ったんです。
大好きってほどではなかったけど、やってみたいと思って、少しずつケバブを作り始めて、1年半くらい経った頃にキッチンカーでの起業を決意しました。
Q.ケバブを選んだ理由にはなにか特別なきっかけがあったのでしょうか?
特別な理由というよりは、偶然に近いです。ケバブ自体が特別に好きだったわけじゃなくて、食べたときに「おいしいな」と感じたのが始まりです。
自由になりたいっていう気持ちがあったので、どうせやるなら自分が少しでも好きなものでやりたいと思いましたし、当時ちょうどケバブが気になっていたので。
あとは、起業するならなるべく初期投資が少ない方がいいと考えて、キッチンカーならリスクも少なく始められると思ったんです。


Q.開業にあたって、アドバイスをもらったりはしましたか?
開業にあたっては、ゴールドキッチンさんからたくさんアドバイスいただきました。
ゴールドキッチンさんは地元で10年続けているケバブ屋さんで、僕が相談に行ったときもすごく親身になってくれました。
キッチンカーでやるなら場所選びが大事だよとか、仕込みやオペレーションのコツなんかも教えてくれて、あと「最初から完璧を求めないで、少しずつ形にしていけばいいよ」って言われたのも印象に残ってます。
実際、僕も最初はのぼり1本で営業してましたし、そこから少しずつ看板やライトを増やして、今の形になっていった感じです。
Q.どんなものを作ったり工夫されたんですか?
看板、ライト、レール、シャンパンコールの装置まで、全部自分で作りました。DIYは昔から好きで、工場勤務の時に電気工事の資格を取った経験も役立っています。
ケバブ屋を始めるときも「これも使えるな」って思う場面が多くて。
例えばお祭りでシャンパンを売るときには、プラスチックのシャンパングラスを用意して、盛り上げるための照明や音楽の準備もしました。
限られた予算の中で、いかに目立たせるか、楽しんでもらえるかを考えています。

Q.DIYや工夫が詰まったキッチンカーで出されるケバブには、どんなこだわりがありますか?
うちのケバブの1番の特徴は「JAPANケバブ」というスタイルです。
日本人の味覚に合うように、辛口だけじゃなくネギ塩やユーリンチ、ガリマヨ、味噌カツ、さらにはアントラーズ戦限定のトウコンミートまで、オリジナルソースで味付けしたケバブを作っています。
ソースは全部自家製で、既製品をそのまま使うことはしていません。お肉は鶏肉がベースで、それに合わせてソースやトッピングを調整しています。
味噌カツにはフライドオニオンでサクサク感を出したり、ネギ塩には生の刻みネギとゴマだれを合わせたり、毎回試作を重ねて、納得できる味になるまで作り込みます。
Q.1番人気の商品はなんでしょうか?その人気の理由はどこにあると思いますか?
ネギ塩ケバブが1番人気です。
ネギ塩はシンプルだけど飽きがこないし、日本人には馴染みのある味だからだと思います。
特に鶏肉との相性が抜群で、そこにゴマだれと鶏ガラベースの塩ダレが絡むことで、さっぱりしているのにコクもある、そんな味に仕上げています。
あと、ネギがシャキシャキしていて食感も楽しいんですよね。
お客さんから「これなら毎日でも食べられる」って言われることもあります。

Q.イベントやお祭りにも多く出店されていますが、特に印象に残っている出店先はどこですか?
1番印象に残っているのは茨城キッチンカーフェスです。
大きなイベントでお客さんの数も多くて、シャンパンが予想以上に売れたのも嬉しかったですし、他のキッチンカーの方たちと一緒に盛り上がれたのも楽しかったです。
あと鹿島アントラーズの試合会場で出店した時も印象深いですね。サポーターの方たちが「トウコンミート」を目当てに来てくれたり、盛り上がる雰囲気が最高でした。
Q.これまでたくさんの経験を積んできた中で、今後やってみたいことや目標はありますか?
やっぱりケバブの発祥の地であるトルコに行ってみたいですね。
本場の味や雰囲気を肌で感じてみたいですし、現地でケバブを食べて、自分のケバブに活かしたいという思いがあります。
あとは動画編集も続けているので、今までの活動やDIYの過程をまとめた動画をもっと多くの人に見てもらえたら嬉しいです。
最終的には「日本一のカリスマキッチンカー」になりたいですし、地元の潮来や茨城の魅力をもっと発信できる存在になりたいです。
Q.これから「JAPANケバブ」を初めて食べる方に、おすすめしたい1品を教えてください。
最初にぜひ食べてほしいのは、やっぱり1番人気の「ネギ塩ケバブ」です。他では食べられない味ですし、シンプルで食べやすいのでケバブ初心者の方にもおすすめです。
これをきっかけに、うちのいろんなメニューを楽しんでいただけたら嬉しいです。
Q.「JAPANケバブ」をまだ知らない方へ、最後にメッセージをお願いします。
茨城県の田舎、潮来市にある「KEN’S kitchen」では、ここでしか食べられない特別なケバブを作っています。
お祭りやイベントで見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。笑顔になれるケバブをお届けしますので、楽しんでくださいね!
マツケンさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!