剣道専門部

剣道専門部

強くなるための一歩を踏み出せる、心も基礎も鍛える剣道道場

坂本俊一さん

この道場では子どもから大人まで、技術を学びながら礼儀やマナーを大切にし、日々自己を高め続けています。勝敗よりも「人としての成長」を最優先にしており、心を鍛えることが最終的な強さに繋がるという信念を持っています。剣道を通じて、人間性の向上を目指すことが、私たちの一貫した指導方針です。単に強さを求めるのではなく、仲間との絆を深め、人としても成長できる環境を作り上げていきたいと願っています。

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Q.坂本さんが剣道を始めたきっかけについて教えていただけますか?

剣道を始めたのは小学校4年生の時です。スポーツ少年団ができたので友達と一緒に参加しました。その頃、剣道漫画『六三四の剣』が流行していて、それもきっかけの1つでした。
子どもたちがなにかに夢中になっていた時期で、自然に自分もその流れに乗ったんです。

剣道という競技には単なるスポーツ以上のものがあり、体力や武道ならではの礼儀を学び、精神的な成長ができる点も大きな魅力でした。

Q.その後も剣道を続けていらっしゃったのでしょうか?

一度やめてしまっていたのですが、大学進学後周りが遊んでいる中で、自分も遊ぶだけではなく、なにか意味のあること、自分の目標につながる活動を始めたいと思いました。
もともと教員を目指していたので、剣道を再開することで自己成長を実感できると感じました。
剣道は自己鍛錬や精神的な成長が得られるスポーツなので、再開したことで新たな意味を見出せたのです。再び剣道に取り組むことで、自己成長を促し、将来のために必要なスキルを身につけられると考えていました。

Q.再スタートを切られた後、どのように剣道を続けてこられましたか?

周りは4年間剣道をやっていた人たちばかりでしたので、最初は1番下手でした。しかしその状況を逆手に取って、初心者として一から学べることが楽しいと感じていました。
教員としても忙しい中、剣道を続けることが自分にとって大きな意味を持ちました。
自分の成長を感じられることが嬉しく、その後の道を考えるきっかけにもつながっていったのです。自分が初心者として学び直すことができた経験が、今の指導者としての視点に大きく影響しています。

Q.その後どのように指導者として活動を続けてこられたのでしょうか?

実は、息子が小学校1年生の時に剣道を始めたのがきっかけでした。
最初は息子と一緒に練習していたのですが、そのうちに自分も指導者としての役割を果たすようになりました。
指導をしていく中で剣道を教える楽しさや難しさを感じ、どんどんその魅力に引き込まれていきました。今では10年以上にわたり指導しており、生徒たちと共に成長していけることに大きな喜びを感じています。

Q.指導の中で心に残っているエピソードがあれば教えてください。

剣道を続けている中で1番大きな学びは「師弟同行」という言葉に象徴されるような経験です。
自分も常に稽古を続けて成長することによって、生徒に教えることができる、良い影響を与えられるというのが剣道の醍醐味だと感じています。
特に、なにかを教えた後に生徒がそれを実践して成果を出す瞬間が嬉しいですね。生徒たちの成長を実感することが、私にとって最高の報酬です。

Q.指導において、最も大切にしていることは何ですか?

指導の中で最も大事にしていることは、勝敗よりも「礼儀」や「人間としての基礎」を教えることです。剣道は技術だけでなく精神を鍛えるスポーツなので、どんな時でも礼儀やマナーを守ることが大切です。それができてこそ、強さが身につくと信じています。

まずは人間としての成長を促すことが、最終的には技術の向上にも繋がります。礼儀やマナーは、剣道に限らず、人生のあらゆる場面で役立つ大切な要素だと感じています。

Q.玉造と麻生の2拠点で活動されていますが、それぞれの練習の特徴や違いについて教えてください。

玉造では小学生が中心に活動しており、基礎練習がメインです。技術を確実に身につけるために反復練習を行い、体力や技術の基盤を作ります。

一方、麻生では中学生以上の参加者が多く人数も多いため、大会に向けた本格的な練習が行われています。練習内容もややレベルが高く、競技的な側面・勝負にこだわった稽古もあるのが特徴です。
玉造は基礎を固め、麻生はその技術を実戦で活かすための練習が中心です。

Q.剣道を通じて地域にどのような影響を与えていると感じていますか?また、地域の皆さんに伝えたいことはありますか?

剣道を通じて、地域の子どもたちにスポーツの重要性や楽しさを伝えられていると感じています。剣道を続けることで、体力や精神力だけでなく仲間との絆も深まります。

地域での活動が少なくなっている中で、剣道を続けることは地域貢献にもつながると考えています。特に、子どもたちが健全に成長するための場所を提供できることが大きな意義です。
地域コミュニティにおいて、剣道は他のスポーツと同じように重要な役割を果たしていると実感しています。
剣道を通じて、子どもたちの心身を鍛え、地域社会の絆を深めることができれば嬉しいですね。

坂本俊一さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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