株式会社一心看板店

手書きの一文字が、会社の顔になる
原田育子さん
50年以上、職人の手仕事と最新技術を掛け合わせながら、お客様にとって最高の「顔」となる看板を作り続けてきました。デザインから施工、アフターフォローまでお客様1人ひとりの想いに寄り添い、唯一無二の提案を行います。
お客様の「こんなことできるかな?」を「できます!」に変えるために。これからも一心堂看板は、柔軟に、真摯に、丁寧に看板と向き合い続けます。
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- 看板デザイン
- 手書き文字
- ワンストップ施工
Q.一心堂看板はどのような経緯で設立されたのでしょうか?
創業者である現会長は、若い頃に東京で修行をしていた際、たまたま人だかりができている場面に出くわし、その中心で手書きの看板を描いていた職人の姿に衝撃を受けたそうです。
その瞬間「自分もこの仕事をやる!」と決意しました。
埼玉や東京での厳しい修行を経て、鹿嶋開発に伴う地元需要の高まりを受け、鹿嶋に戻って看板業をスタートさせました。
そこから現在に至るまで、地域とともに歩んできた50年以上の歴史があります。
Q.お店の名前「一心堂」にはどのような意味が込められているのでしょうか?
「一心堂」は会長の祖父が名付け親です。もともとは別の名前を考えていたそうですが、しっくりこなかったとのこと。
そこで、会長の名前「一之進(いちのしん)」の呼び方と意味合いを取り入れ、「一心堂」という屋号が誕生しました。
「一つの心でまっすぐに取り組む」という姿勢が、名前にも込められているように感じられます。


Q.特に大切にしているこだわりについて教えてください。
今も会長が筆一本で描く看板の技術は健在で、現在では希少な手書き看板を提供できる存在として地域でも一目置かれています。
また、素材選びやデザイン提案の細部にまで気を配り、お客様のイメージにできる限り寄り添うことを徹底しています。
会長の手仕事から最新のインクジェットプリンターやカッティングプロッターまで、幅広い技術を駆使して「唯一無二」の看板づくりを行っています。
Q.他社と比べた際の一心堂さんの強みは、どのような点にあるとお考えですか?
1番の強みは、デザインから制作・現場施工までを一貫して自社で行える「ワンストップ体制」です。
看板づくりだけでなく、鉄骨の溶接から大型看板の組立、さらには車両ラッピング、Tシャツや応援旗の製作まで、多彩なニーズに対応できます。
作業車を持っている看板屋はこの辺りではここだけではないでしょうか。
スタッフが現場に出て実際に貼り作業を行うなど、職人技と柔軟な発想を兼ね備えたチーム力も魅力の1つです。

Q.お客様とのやりとりでは、どんな点を重視されていますか?
お客様とのヒアリングを何より大切にしています。イメージを言葉で伝えるのは難しいことが多いので、類似の写真や参考例を持ってきていただくようお願いしています。
それを基に「たたき台」となるデザインを提案し、そこから方向性を絞っていく形です。
また、「どれがいいですか?」ではなく「AとB、どちらが良いですか?」と選びやすい聞き方を心がけて、スムーズな意思決定をサポートしています。
Q.鹿嶋市や茨城県内とのつながりについて教えてください。
地域の祭りやイベントへの協賛、商工会議所との連携など、地元とのつながりを大切にしています。
たとえば「舞っちゃげ祭(ぶっちゃけまつり)」というよさこいイベントにも寄付をしており、12万人以上が集まる大規模な地域行事に関わっています。
また、鹿島アントラーズの応援幕制作など、地域の象徴とも言える場面にも携わってきました。

Q.今後、一心堂看板として挑戦していきたいことや新しい展開について教えてください。
年に1度、幕張メッセやビッグサイトなどで開催される「看板ショー」に足を運び、新しい技術や素材の情報を収集しています。
LEDネオンチューブや布地に映像を映し出すメディアなど、進化する看板業界の中で、常に最新の引き出しを持つことを意識しています。
今後は環境にやさしい素材の活用など、時代に即した提案にも力を入れていきたいと考えています。
Q.最後に、これから看板制作を考えている方々へメッセージをお願いします。
まずは気軽にお店へ足を運んでいただきたいです。
「こんなことできるかな?」という段階でも、その場で相談してもらえれば、具体的な提案がすぐにできると思います。
LINE登録をしていただければスムーズなやりとりも可能ですし、ちょっとした悩みでも、お店に来てもらえれば解決の糸口が見つかるかもしれません。
いつでもお待ちしています!
原田育子さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!