ほこ劇テトテ
子どもからシニアまで、手と手でつなぐ舞台づくり
マキさん
保育園児から80代までの幅広い世代が参加する市民ミュージカル劇団です。現在は年1回の公演と、地域に根差した自主活動としてイベント参加やワークショップを行っています。
年齢や経験を問わず、手を取り合って舞台をつくることを大切にし、演劇を通じて人と人とのつながりや成長を育んでいます。地域の誰もが参加しやすく、観るだけでなく「つくる」文化体験ができる場として親しまれています。
URL:InstagramMap:暮らす
- ミュージカル
- 多世代交流
- 初心者歓迎
Q.まずは、劇団「ほこ劇テトテ」という名前に込めた思いについて教えていただけますか?
「ほこ劇テトテ」という名前には、年齢や背景を超えてさまざまな人たちが「手と手を取り合って」文化活動を楽しむ、という思いが込められています。
実際に、団体には保育園生から80代の方まで幅広く参加していて、協力しながら1つの舞台をつくりあげるというスタイルを大切にしています。
Q.片岡さんご自身のご経歴と、どのようにこの活動に関わるようになったのかを教えてください。
私は生まれも育ちも鉾田市で、地域の色々な方々と関わりながら暮らしてきました。
ほこ劇テトテの活動は、市の事業としてミュージカル公演が企画され、その流れで立ち上がりました。


Q.市の事業から始まったとのことですが、ミュージカルという形式を選んだ理由は何だったのでしょうか?
ミュージカルは、お芝居に加えて歌やダンス、衣装づくりなどさまざまな関わり方ができる点が魅力です。
子どもから大人まで経験の有無に関係なく参加しやすく、それぞれが自分の役割を見つけられるという点で、立ち上げ当初からこの形が選ばれました。
演劇を通じて他者の気持ちを想像する力や、表現力を養える点も大きな理由です。
Q.さまざまな関わり方ができる以外で、実際の劇団運営の中で1番の魅力はなんでしょうか?
1番の魅力は「一体感」です。
初めはお芝居未経験の方ばかりで、何から始めたらいいのか分からない状態からスタートしますが、稽古を重ねる中で役割分担が自然にでき、支え合いながら一つの舞台を作り上げていく。
講師が演出や脚本を担当する一方で、自分たちで考えて進める部分もあり、その過程で関係性が深まり、本番での達成感につながります。

Q.その一体感を育む中で、世代間の違いがあるからこそ工夫されている点はありますか?
はい、言葉選びには特に気をつけています。小さなお子さんからご高齢の方までが関わるので、誰にでも分かりやすい表現を心がけています。
また、脚本でも伝わりにくい表現があれば都度修正しながら、世代間での考え方の違いを尊重し、コミュニケーションを大切にしています。
Q.特に印象的だった参加者のエピソードがあれば教えてください。
最初は恥ずかしがり屋だった子が、初めての舞台を経験した後にガラッと変わり、自信を持ってお芝居に臨むようになったことが印象的です。
学校でも積極的に人と話すようになったと聞きました。
人前で演じきるという経験が、その子にとって大きな自信につながったのだと思います。
Q.この活動が持つ教育的な面も感じますね。演目を選ぶ際に大切にしているテーマはありますか?
演目はその年のメンバーによって変わりますが、脚本の先生がよく大切にしているのは「命の大切さ」や「生きることの素晴らしさ」です。
日常の中のすれ違いや、家族間の見えない思いなど、人と人との関係性に焦点を当てた内容が多いです。

Q.以前の公演「「ピノキオ」にはどのようなメッセージが込められていましたか?
「ピノキオ」は、一人暮らしのゼペットさんが作った木彫りの人形であるピノキオが、人間の男の子になるまでの大冒険のお話です。
心から大切に思える誰かと一緒にいられる喜び・幸せについて描いた作品で、観た方からも感動の声を多く寄せていただきました。
Q.地域での活動が根付いてきた今、今後取り組んでいきたい目標はありますか?
今は公演のほかに、市のイベントやワークショップも行っています。
これからはもっと外に出て、多くの市民と関わる活動を増やしていきたいです。より広い世代とつながり、地域に根差した文化活動として広げていければと思っています。
Q.最後に、これから「ほこ劇テトテ」に参加してみたいと思っている方へメッセージをお願いします
「やってみたい」という気持ちがあれば大歓迎です。
年齢も経験も関係ありません。毎年4月から新しいメンバーでスタートしており、ミュージカルワークショップなどを通して気軽に体験いただけます。
InstagramやFacebookで情報を発信していますので、ぜひ一度覗いてみてください。
マキさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!