アクアショップ アレンジ

暮らしに癒しを「アレンジ」から
立原泰史さん
茨城県鹿嶋市にある地域密着型のアクアリウム専門店です。誰にでも身近に感じられるアクアリウムを目指して、初心者でも扱いやすい魚や水草の紹介、地域の学校との連携プロジェクト「旅する水槽」など、多方面で活動中。癒しや自然の大切さを届ける存在として、そして地域の人々と共に育っていくショップでありたいと考えています。
URL:ホームページMap:ショッピング
- 熱帯魚
- メンテナンスサービス
- 旅する水槽
Q.魚に興味を持ち始めたのはいつ頃だったのでしょうか?
小さい頃から動物が好きだったんですが、本格的に「魚の仕事がしたい」と思ったのは中学生の頃です。当時、不登校になっていた時期があって「これからどうしよう」と考える中で、やっぱり好きなことを仕事にしたいと思うようになったんですよね。
そこから魚に関する本を買って独学を始めて、専門学校に進むために定時制の高校にも通いました。周りと少し違う道でしたが、「好きなことなら続けられる」って気持ちが強かったですね。
Q.アクアショップ「アレンジ」という店名に込めた思いを教えてください。
まず、カタカナで親しみやすく、覚えやすい名前にしたかったんです。
「アレンジ」という言葉は、アクアリウムが持つ多様性を象徴しています。魚、水草、レイアウト、それぞれに個性があって、楽しみ方も本当に人それぞれ。
そんな1人ひとりのアクアリウムをサポートしていきたい、整えてあげたいという思いを込めて「アレンジ」と名付けました。


Q.出張メンテナンスサービスとは、どのようなサービスなのですか?
お客さんの「続けたいけど手入れが難しい」という声がきっかけで始めました。
魚を飼うこと自体は楽しいけれど、水換えや苔の掃除、水質の管理などで悩まれる方が多いんですよね。飼われる前に、魚の世話や水槽の管理はハードルが高いと感じる方も多くて。
うちは「アクアリウムを長く楽しんでもらうこと」が1番大事だと思っているので、だったら自分が行って手助けすればいいと。
実際に呼ばれたらすぐに駆けつけるようにしていて「やってくれて助かった!」と言われるとすごく嬉しいです。
今後もメンテナンスの力で、お客さんが無理なく続けられる環境づくりをサポートしていきたいですね。
Q.もう1つの取り組み「旅する水槽」は、どんな活動なのですか?
「旅する水槽」は、地域の学校や施設などに僕が水槽を持っていって、期間限定で設置・管理するという企画です。
今は鹿嶋市内の小学校を中心に展開していて、生徒たちが実際に魚を観察したり世話をしたりしています。ベタのような丈夫で飼いやすい魚を使っていて、「自分でもできそう」と思ってもらえるよう工夫しています。
アクアリウムを通じて、命に触れる体験や癒しの時間を届けるのが目的です。これからも学校や商業施設、地域のクラブハウスなど、もっと多くの場所に水槽を届けていきたいですね。

Q.地域の子どもたちや施設と関わる中で、「旅する水槽」や出張メンテナンスが持つ意味をどのように感じていますか?
一言で言えば「つながり」です。水槽ってただのインテリアではなくて、人と人をつなぐ役割も持っているんだと実感しています。
例えば、学校では先生や生徒が自然と関心を持ってくれて、会話が生まれる。企業や飲食店では、お客さんとのコミュニケーションツールになっていたり。僕が現場に行くことで直接話もできますし、アドバイスもその場でできる。
「アクアリウムがあるだけで空気が変わる」と言っていただくこともあって、それが本当に嬉しいですね。
今後は「旅する水槽」と「出張メンテナンス」をセットで、地域全体に広げていけたらと思っています。
Q.今後、子どもたちに向けた取り組みや夢はありますか?
子ども向けのワークショップや体験イベントはもっとやっていきたいですね。水槽を通じて命の大切さや自然環境への意識を育めるのが理想です。
それからクラブハウスやショッピングモールなど、もっと人目につく場所に水槽を置いて「こんなに綺麗なんだ」「癒されるな」って気づいてもらえる機会を増やしたいです。

Q.「癒し」や「命」といったテーマも感じられました。アクアリウムを通じてどんな未来を描いていますか?
10年後も地域に愛されるショップでいたいですし、「アクアリウムを始めるならアレンジだよね」と言われるような存在になれたら嬉しいです。
あとは、オンライン展開やYouTube、教室なども検討中です。やっぱり癒しの空間をもっと多くの人に届けたいという思いは強いですね。
Q.最後に、これから「アクアショップ アレンジ」に訪れる方へのメッセージをお願いします。
アクアリウムは、見ているだけで癒される力があります。
ストレス社会の中で、自然の緑や生き物とふれることがどれだけ心を落ち着かせるかを、ぜひ感じてほしいです。
無理せず、手を抜きながらでも楽しめる方法をご提案しますので、ぜひ「アクアリウムという選択肢」を持ってみてください。力になれるよう、心を込めてサポートします。
立原泰史さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!