ありんこ

ありんこ

こだわりが詰まった一杯

マスター

コーヒーを通じて特別な時間を提供する”ことを大切にしています。一杯ごとにこだわりを持ち、カップの形や厚みによって味や口当たりを工夫しています。特にブレンドコーヒーはお店の自慢で、まずは何も加えずそのままの味を楽しんでいただきたいです。遠方から来てくださるお客様にも感謝の気持ちを伝えながら、心地よいひとときを過ごせる場所を目指しています。
Map:カフェ

  • コーヒー専門店

Q.お店のコンセプトや想いを教えてください

うちの店のコンセプトは、「本当においしいコーヒーをじっくり味わえる場所」ということですね。
お客様には、ただの飲み物としてではなく、コーヒーがもたらす奥深い味わいと、それを囲む空間を楽しんでもらいたいんです。


内装やコーヒーカップの選び方まで、すべてにこだわっています。
例えば、カップの淵の厚みでコーヒーの口当たりが変わるんです。淵が厚いカップなら口当たりがまろやかになりますし、アイスコーヒーなら苦味と香りを引き立てる薄いカップを使います。
どんな小さなポイントも妥協せずに、心を込めて提供しています。

Q.なぜコーヒー専門店をやろうと思ったのでしょうか?

東京に住んでいた頃、小さなコーヒー専門店で先輩と待ち合わせをしたことがありました。
その店で飲んだ一杯のコーヒーが、ただの飲み物ではなく、まるで特別な体験のように感じられたんです。


それは、コーヒーそのものの深い味わいだけでなく、店内の雰囲気や、バリスタが一杯一杯丁寧に淹れている姿から伝わる真摯な仕事ぶりが相まって、心に強く刻まれたからだと思います。

それから自分もこんな風に、誰かに特別な時間を提供できるお店を作りたいという思いが湧き上がりました。
そして、その思いを実現するために修業を始めたんです。

ただ、修業は想像以上に厳しいものでした。師匠は妥協を許さない人で、納得いかない味だと何度でもやり直しを命じられ、作ったコーヒーが捨てられることも日常茶飯事でした。

失敗の連続で何度も心が折れそうになりましたが、振り返れば、その厳しさがあったからこそ本当にいいコーヒーを淹れる技術と、お客様に喜んでもらいたいという心構えを学ぶことができたんだと思います。

今、自分がこうしてコーヒー専門店をやれているのは、あの東京での一杯と、師匠の厳しくも情熱的な指導があったからだと心から感謝しています。

Q.師匠との思い出を教えてください

修業時代のことですが、師匠は本当に厳しかったですね。

たとえば、サイフォンでコーヒーを淹れる際、粉をかき混ぜるやり方は「邪道だ」と言われました。
丁寧に粉を湯に浸らせることで、香りや味わいが最大限に引き出されると教えられました。

厳しく指導していただいた分、コーヒーに対する情熱や職人としての誇りも学びました。
師匠は鹿島で『テック コーヒー専門店』を経営されていて、今でも尊敬しています!

Q.コーヒーを淹れるときに心がけているものを教えてください

コーヒーを淹れるときに心がけているのは、まず「丁寧さ」ですね。

例えばサイフォンで淹れる場合、炎の強さや粉が湯に浸るタイミングまで、すべて計算しています。

それから、お客様一人ひとりの好みをしっかり覚えることも重要です。

初めての方が砂糖やミルクをどれだけ入れるのかを見て、次回はその好みに合わせて作るようにしています。
あと、ブレンドコーヒーはうちの看板商品なので、まずは何も入れずにそのまま味わってほしいです。
それがコーヒーそのものの良さを知ってもらう一番の方法だと思っています。

Q.なぜ神栖市でお店をやろうと思ったのですか?

神栖市は自分の地元で、ここで何かを始めたいという思いがありました。
それに、周りにこういう本格的なコーヒー専門店が少なかったんです。
地元の人たちや遠くから来てくださるお客様にも、特別な時間を提供したいと思いました。

実際に遠方から足立ナンバーの車で来てくださるお客様もいて、そういう方々には「遠いところからありがとうございます」と声をかけるようにしています。

お客様との関わりも、この場所だからこそ作れる特別なものだと思っています!

マスター、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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