the country

the country

あの頃の思いを

村長takaさん

the countryは、「ファンタジー」をテーマにした、不思議とリアルが交差するキャンプフィールドです。自然とともに過ごす時間の中で、来場者それぞれが物語の登場人物となり、静かに心をほどいていく場所。なにもないからこそ、自分と向き合える。
ここは、現実世界で纏った“理不尽な衣”を脱ぎ捨て、本当の自分に戻るための村です。

URL:InstagramMap:宿泊

  • ファンタジーキャンプ
  • 地図にない村
  • 村長taka

Q.the countryという「地図にない村」は、どのようにして生まれたのでしょうか?

そうだねぇ…あれは、世の中に疫病が広がって、外の世界が少し静かになった頃のことじゃった。
あの頃、いろんな人が自然を求めて森や海に向かっておった。

しかし、ここにはなにもなかった。だからこそ、好きな世界を描けると思ったんじゃよ。
わしの頭の中には、昔から物語があってね。
胸躍る冒険や、ちょっと影のある妖精たちの話…そんな世界を、この森に重ねていったんじゃ。

Q.村長タカや村人はどのようにして生まれたのですか?

それは、秘密じゃ。。。

Q.村長の旅の記録を教えてください。

もちろんじゃ。
野生に近い場所、誰もいない谷や、雪に閉ざされた山の奥、そんなところばかりを選んでたのぉ。ドラム缶を持って、雪山で湯を沸かしたこともある。

そんな中で学んだのは、「自然と共に居る」ってことじゃな。なにかを設けるんじゃなくて、なにかを諦めることから、楽しみが始まる。
ここthe countryも、そういう場所じゃよ。

Q.実際に迷い込んだ旅人たちは、どのような時間を過ごしているのでしょうか?

迷い込んだ旅人たちは、それぞれに赴くままな時間を過ごしとるよ。焚き火の前で眠ってしまう者、本を片手に森の声を聞く者、ただ空を見上げて過ごす者…。
ここには「こうしなければならぬ」という決まりはないんじゃ。なにをしてもいいし、なにもしなくてもいい。
最近は、装備や道具にこだわらない旅人も増えてきておるし、「なにもない」ことを、心から味わってくれているように見えるよ。

Q.不思議な出来事が起こるかもしれない、という噂も聞いたのですが?

おや、それはよくぞ聞いてくれた。実はのう、ここにはいたずら好きの「なにか」が棲んでいる。けれどそれは、目に見えるものではないんじゃ。
大きな仕掛けも、光る石も、派手な魔法もない。ただ、ふと気づいた時に「ん?」と感じるようなことがあるかもしれん。
そよ風や木々がそっと語りかけてきたり。そんな小さな「不思議」を見つけるためには、心を静かにせねばならん。

ここに来る者すべてが、物語の登場人物。そう思って過ごしてもらえたら嬉しいのう。

Q.旅人が物語の登場人物になるというのは素敵ですね。では、どんな旅人たちがこの村に迷い込んでいるのでしょうか?

年齢も住んでいるところもバラバラじゃよ。多いのは東京や千葉とかいう場所から来る旅人たち。地図にない村に迷い込み、ふらりと訪れる。
ファミリーや、ひとりで静かに過ごしたい者、気の合う仲間と来る者が多いかな。

皆、それぞれの物語を背負って、この村で時をほどくんじゃ。

風がまた呼ぶまでな。

Q.地域とのつながりについては、何か工夫されているのですか?

おう、村のまわりにも素敵な場所がたくさんあるぞい。
特に「神の道」と呼ばれる古道はおすすめじゃ。古代から続く森の小道で、春から初夏にかけては蛍が舞う。
わしらは「ホタルツアー」なんて呼んで、旅人と一緒にその光を見に行くんじゃよ。
ここでは、自然そのものが物語なんじゃ。わしらはちょっとだけ、火を灯す役目をしているだけなんじゃ。

Q.この村を、今後どんなふうに育てていきたいと考えていますか?

そうじゃな…この村は、わしひとりでつくるもんじゃない。迷い込んだ旅人たちと一緒に育てていくもんじゃ。
子供たちが妖精に手紙を書いてくれたり、物語の続きを想像してくれたりする。それが、なによりの栄養になるんじゃよ。

だからこれからは、もっと不思議を漂わせ、旅人たちがこの村で「理不尽な衣」を脱いで、本当の自分に戻れるような、そんな場所にしていけたらと思っとるよ。

Q.最後に地球から迷い込んだ旅人たちへ、村長としてひとこといただけますか?

かつて、なにも持たずとも目を輝かせていた頃があったじゃろう。
火を起こし、飯を炊き、空を見上げる 。そんな体験の中で、きっと何かを思い出すはずじゃ。
この村が、その「きっかけ」になれたら本望じゃ。
さあ、狼煙を目印に、またいつでも帰ってくるといい。

村長takaさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!

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