古着屋KPARK

ここでしか出会えない服がある
大里康太さん
東京・渋谷の古着文化を鹿嶋の街に持ち込んだ古着屋です。都内で長年培ってきたセンスと目利きを活かし、シティやストリートを感じるアイテムを1点ずつ選び抜いています。
古着屋特有の「入りづらさ」を払拭。服を着ることで気分が上がる体験、気軽におしゃれを楽しめる場所を目指し、地域の方はもちろん、遠方から来てくださる方にも「ここに来てよかった」と思ってもらえるお店作りを心がけています。
Map:InstagramMap:ショッピング
- 古着
- シティスタイル
- 90年代ファッション
Q.「KPARK」を始める際の1番の決め手はなんだったのでしょうか?
「ここでやったら面白いだろうな」という直感が1番大きかったですね。
元々都内で働いていましたが、都内には古着屋がたくさんあって、どこかで差別化するのが難しい部分もあるんです。
地元の鹿嶋は逆にそういう店が少ないので、都内でやってきた感覚やセレクトを持ち込めば、こっちならではの面白さが出せるんじゃないかと思ったんです。
それに加えて、助成金のタイミングや場所の条件が重なったので、「今やるしかないな」と背中を押されました。
Q.実際にお店を始めてみて感じた、地域ならではの特徴や雰囲気はどんなものがありますか?
地域の人たちはやっぱり温かいですね。
都内だと正直お店はお店、みたいな距離感があるんですけど、鹿嶋では「どう?調子は?」って声をかけてくれるお客さんが多くて。
あと、アントラーズのホーム戦の日にユニフォーム着て来たら割引とか、そういう地元との繋がりを作れるのも楽しいですね。サッカー好きな人がふらっと寄ってくれたりするのも嬉しいです。


Q.特におすすめしたいアイテムやスタイリングがあれば教えてください。
そうですね、シャツは強く推したいです。
都内だとおしゃれな人がよく着ているんですが、鹿嶋ではまだそこまで定着していない感じがあるので、ちょっと出かける時に羽織ってほしいです。
初心者の方も、まずは気軽に羽織れるシャツがいいですね。サイズ感はあえてちょっと大きめにして、Tシャツの上にサラッと着る感じとか。
あとはデニムパンツも万能で年間通して人気なので、1本持っておくと便利だと思います。
色は濃いめでも薄めでも、自分の好みで選んでOKです。
シャツとデニムを合わせるだけで普段着から少しおしゃれな気分になれますよ。
シティとストリートをミックスしたスタイリングが好きなので、そういう提案もしています。
あまり難しく考えず、ピンと来たものを手に取ってもらえたら嬉しいです。
Q.気軽に楽しんでほしいという思いは、接客スタイルにも表れているのでしょうか?
そうですね。基本的に僕はあんまり自分からガツガツ接客しないんですよ。
お客さんが1人でじっくり見たいタイプなら距離を保つし、逆に「これどうですか?」って聞いてくれたら、もうがっつりアドバイスします。
都内と違って田舎だと、あんまり話しかけすぎると引かれちゃうこともあるので、ほどよい距離感で楽しんでもらえるようにしています。

Q.これまでで特に印象に残っているお客様とのエピソードがあれば教えてください。
1番は「デートの服を選んでほしい」って頼まれた時ですね。オープンして間もない頃で、全身のコーディネートを選んだんです。
その後しばらくしてから「告白成功しました!」って報告に来てくれて、本当に嬉しかったですね。
そうやって一緒になにかを作った感覚があるのは、古着屋ならではの面白さだと思います。
Q.今後挑戦してみたいことや目指していることはありますか?
もっと服を楽しむ人を増やしたいですね。
都内だと、ちょっとコンビニに行くにも着替える感覚があるんですけど、こっちだと車社会なのでパジャマみたいな格好で出かける人も多くて。
もうちょっとだけでいいからおしゃれを楽しむ気持ちを持ってくれたら嬉しいです。
それが気分転換にもなるし、ちょっと羽織るだけでも気分が上がるんだよっていうことを伝えたいです。

Q.最後に、これからKPARKに来てみたい方や常連さんへのメッセージを改めてお願いします。
古着屋って入りづらいって言われるんですけど、気軽に入ってもらえたら嬉しいです。
別に何も買わなくてもいいし、ふらっと見に来るだけでも全然OKなので、服って楽しいんだなっていう感覚を持ってもらえたら。
もちろん常連さんには感謝しかないです。本当にありがとうって思っています。
– おすすめアイテム紹介 –
ストライプシャツとキャップを購入しました!
シャツは少しゆったりめのサイズ感で、羽織るだけで都会的な雰囲気をまとえるアイテムです。古着ならではの風合いがあり、着込むほどに馴染んでいくのが魅力です。
生地感もしっかりしているので、一枚で存在感が出せます。
キャップはシンプルなデザインながらも、90年代のストリートテイストが感じられる絶妙なカラーがポイント。
どちらも一点ものなので、他では出会えない特別感があります。
古着ならではの「一期一会」を感じられるセレクトで、普段のコーデに取り入れるだけでおしゃれ度がグッと上がるアイテムたちです!
街歩きやちょっとしたお出かけに、気負わず着こなせるところが気に入っています。
古着初心者の方にもおすすめしたい、KPARKらしいラインナップです!

大里康太さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!