Nine’s Farm

真っ白でぷりぷり、職人が掘り出す特別なレンコン
出頭大佑さん
鹿嶋の土地で一代目として始めたレンコン農家です。土作りからこだわり、手作業で1本1本丁寧に掘り出しています。有機肥料で育てたレンコンは、真っ白で丸く、ぷりぷりしているのが自慢です。
「まずは地元の人に知ってほしい」という思いを胸に、家族と力を合わせ、レンコンの魅力を鹿嶋、鹿行から広げていきたいと考えています。1度食べればやみつきになる、そんなレンコンをお届けします。
URL:ホームページMap:暮らす
- 農家
- 真っ白なレンコン
- 手作業の収穫
Q.まず、Nine’s Farmという名前の由来について教えてください。
Nine’s Farmの「Nine’s」は、実家の屋号だった「久太(きゅうた)」の「久」を英語にして「Nine」としたものです。「Farm」はもちろん農業を意味しています。
Q.鹿嶋市でレンコン農家を始められたきっかけはなんだったのでしょうか?
もともと住友金属工業株式会社の会社員だったのですが、高校の同級生がレンコン農家をやっていると同窓会で知って。その同級生の畑を訪れたときに「こんな真っ白で綺麗なレンコンがあるんだ」と感動したんです。
自分もこんなレンコンを作りたいと思ったのがきっかけです。加えて、妻の実家が農家で、手伝いをしていたことも影響しています。


Q.鹿嶋でレンコン栽培を始めた際、周囲からはどのような反応がありましたか?
鹿嶋はレンコン農家がなかった地域だったので「本当にできるの?」とよく言われました。
でも実際に始めてみると、レンコン農家の仲間からは「どこでもできるよ」と言われて、励みになりました。
最初は不安で毎日蓮田に通っていたのですが、作物が育つ姿を見て「やってみてよかったな」と思えるようになりました。
Q.レンコン作りで特にこだわっている点や大切にしていることを教えてください。
土作りが一番大事です。土が良くないと、きれいで丸くてプリプリしたレンコンは育ちません。
水圧での掘り方にも細心の注意を払い、レンコンに直接触れないようにするなど、全ての工程が手作業で繊細な作業です。
有機肥料を使うことで、食感が柔らかくなるのも大きな特徴で、味わいに差が出ます。

Q.Nine’s Farmのレンコンは、どんな味や特徴がありますか?
採れたてのレンコンは真っ白で、見た目にも感動があります。食感は柔らかく、しっとりしていて甘みも感じられます。
地元の方から「スーパーのレンコンはもう食べられない」と言っていただけることが多く、それが1番うれしい瞬間です。
Q.販売方法について教えてください。また、SNSでの発信はどのような工夫をされていますか?
レンコンは畑での直接販売か、InstagramのDMから購入できます。
SNSの発信は主に妻が担当していて、LINEスタンプのイラストは姪っ子が描いてくれています。家族みんなで協力しながら、レンコンの魅力を広めています。

Q.今後の夢や挑戦していきたいことはなんですか?
今はJAに出荷していますが、将来的には同じ志を持つ農家同士で連携し、直接販売を強化していきたいと考えています。
同じ品質のレンコンをまとめて出荷できれば、もっと多くの方に届けられるはずですし、地域で力を合わせることで、鹿嶋や鹿行地域の農業の可能性を広げたいと思っています。
Q.Nine’s Farmのレンコンをどんな人に食べてもらいたいですか?
まずは地元の人たちに食べてもらいたいです。地元の皆さんが「これが鹿嶋の味だ」と思ってくれるようになってほしい。
そこから少しずつ鹿行、茨城と広げていけたら嬉しいです。
全国に広げるよりも、まずは足元からしっかり知ってもらいたいという気持ちがあります。
Q.最後に、Nine’s Farmのレンコンに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
1度食べてもらえれば、やみつきになる自信があります。
レンコンがこんなにおいしいんだと思ってもらえるはずなので、ぜひ1度試してほしいです。
出頭大佑さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!