Little Darlin

「また明日」が自然とこぼれるバー
ユカさん
アメリカンスタイルをベースにしながらも、鹿嶋という地元に根ざした、居心地のいい寄り道スポットです。誰もが入りやすく、誰もが自分らしくいられる場所を目指して、ふらっと立ち寄れる空気感を大切にしています。
「また明日ね」と言えるような関係を1つひとつ大切に、地域の方とも旅人とも繋がっていけるようなお店づくりを、今日も続けています。
URL:InstagramMap:飲食
- アメリカンバー
- バドワイザー生ビール
- 常連と新規の架け橋
Q.「リトルダーリン」という名前に込めた思いを教えていただけますか?
「リトルダーリン」という名前は、実は1950年代の名曲から取っています。「The Diamonds」が歌った「Little Darlin」という曲で、私がとても好きな1曲なんです。
そして、もう1つの由来は昔横浜にあった、私が大好きだったアメリカンなお店の名前でもあります。
そこの雰囲気にすごく惹かれていて、いつか自分がやるならこういうお店にしたいって思ってたんですよね。
だから、自分が作る空間にそのまま名前をいただきました。
Q.鹿嶋のこの場所を選ばれた理由を聞かせてください。
この場所を選んだのは、もともとすぐ近くにあったお店で長年アルバイトしていた経験があって、そこの空気感が自分にすごく合っていたからです。
6年くらい働いて、自分もこういうお店をやってみたいなって思うようになって。
そのタイミングでお店が移転することになったので、ちょうど空いたこの場所を見つけて、「ここしかない!」って、思いました。
自分でも不動産の仕事をしてたから、自分の目で見て「ここでやれる」って思えたんです。


Q.その経験が今のお店作りにもつながっているんですね。では、リトルダーリンのコンセプトについてもう少し詳しく教えてください。
うちは「アメリカン」をとことん大事にしています。インテリアも食べ物も、できる限りアメリカの雰囲気を感じてもらえるようにしています。
例えば、50年代〜80年代のアメリカ映画や音楽を彷彿とさせるものを揃えたり、「バドワイザーの生ビール」を用意したり。
あとは、お料理もアメリカンなホットドッグやタコライスなどを用意していますが、実は私自身お酒を飲まないので、飲めない方でも楽しめるように、ノンアルコールのドリンクもたくさん揃えているんです。
Q.常連さんが多いとのことでしたが、初めてのお客さんにも入りやすくなるように意識していることはありますか?
あります!すごく意識しています。
常連さんが多いのはありがたいことなんですが、それだけだと新しい方が入りづらくなっちゃうんですよね。
だから、初めて来た方には「初めてですか?」ってこちらから声をかけたり、地元や天気のことを話す中で共通の話題を探して、自然に会話を広げたりしています。
誰でも入れて、誰でも居心地よく感じてもらえるように、常連さんと新規のお客様の「間」をうまく作るのが私たちの役目だと思ってます。

Q.そういう配慮があるから、地元の方にも旅人にも愛されてるんですね。お客様との印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
本当にたくさんありますけど、1番印象的だったのは「ここで出会って結婚した」ってカップルがいることですね。
あと、話してたら「え、親戚だった!?」なんてこともあって。鹿嶋って狭い街なので、こういう「つながり」が自然に生まれるんです。
出張で来たお客さんが毎晩通ってくれて、帰る時に「また来ます」って言ってくれたりもして、本当に嬉しいですよ。
Q.では、フードメニューの中で特におすすめの1品を教えてください。
タコライス、ホットドッグ、それからクレイジーポテトですね。特にタコライスは、ミート部分から手作りしていて、味に自信があります。
見た目もカラフルで食欲をそそるし、女の子たちから「盛り付けがかわいい!」って言ってもらえるのも嬉しいです。
あと、バーなのにちゃんとご飯があるっていうのもポイントで、小腹を満たしたい方にはぴったりのメニューだと思います。

Q.ドリンクもユニークなものが多いと聞きましたが、特に人気のあるドリンクは何ですか?
1番人気はやっぱり「バドワイザーの生ビール」ですね。この地域ではうちだけなんじゃないかな?ってくらいレアです。
あと、ノンアル派にも嬉しいメニューとして「マルチネリ」のアップルジュースとか、「ルートビア」なんかも人気です。ちょっとアメリカ感のある変わり種が喜ばれます。
飲んでないのに飲んでる気分になれるのがいいって言ってもらえます。
Q.では最後に、これからリトルダーリンを訪れる方へ、メッセージをお願いします
もし「入りにくいかも…」って思ってる方がいたら、ぜひ気軽に来てみてください。
お酒飲まないおばちゃんがやってるお店なので(笑)。
窓越しに中が見えるようになってますから、まずは覗いてもらって、客層も見て「私も行けるかも」って思ってもらえたら嬉しいです。
1杯だけでも、飲まなくてもOK。
とにかく「また明日」って言ってもらえるような、そんな場所でありたいです。

ユカさん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!