2025年10月4日(金)午前11時30分より、宝瑞院本堂の上棟式を執り行いました。
秋晴れの心地よい空のもと、式は息栖神社の神官様のご奉仕により厳粛に進行し、これまでの工事の無事と、今後の安全、そしてお寺のさらなる発展が祈願されました。
当日は、檀家の皆さまをはじめ、関係者や地域の方々など、およそ25名がご参列くださいました。
式次第は、修祓の儀・降神の儀・献餞の儀・祝詞奏上の儀・切麻散米の儀・玉串礼拝の儀・撤餞の儀・昇神の儀・御神酒拝戴・閉式と続き、すべてが丁寧に執り行われました。
神官様の祝詞が響くなか、参列者の皆さまも静かに手を合わせ、会場は穏やかで温かな空気に包まれました。


本堂の建設は、地域の皆さまに支えられながら着実に進んでおり、完成は来年(2026年)3月頃を予定しています。
今回の上棟式は、その節目として大きな意味を持つ一日となりました。
住職からは、これまでのご協力への感謝とともに、
「このお寺が、誰もが安心して立ち寄り、心を整えられる場所となっていけるように」という想いが語られ、会場の空気がさらに穏やかに満ちていくのが印象的でした。
式典のあとは、「ペスカッペ+」にて会食が行われました。
温かい料理を囲みながら、参加者の皆さまは笑顔で言葉を交わし、これからの宝瑞院の在り方や地域とのつながりについて、活発に意見が飛び交いました。
「お寺が地域の文化や人の交流を支える場として発展していってほしい」
「若い世代にも開かれた活動を広げていけたら」
という前向きな言葉も多く聞かれ、会場全体が希望に満ちた明るい雰囲気に包まれました。
また、式の前後には、皆さまやご近所の方々から、心温まるお菓子や飲み物などお祝いものをたくさんいただきました。
秋田から駆けつけてくださった方もおり、改めて人とのつながりのありがたさを感じる一日でした。
皆さまの温かいお気持ちが何よりの励ましとなり、職員一同、心から感謝申し上げます。

今回の上棟式を通じて、宝瑞院は改めて地域に根ざす寺院としての役割を見つめ直し、本堂完成に向けて、新たな一歩を踏み出しました。
来春の完成を心待ちにしながら、引き続き安全第一で工事を進めてまいります。
ご参列いただいた皆さま、そして日頃よりお力添えをいただいているすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
これからも宝瑞院を温かく見守り、お支えいただけますようお願い申し上げます。
