新しい年の幕開けを祝うような気持ちで、住職、副住職、副住職の先輩である永里さん、そして副住職の友人の川田さんと一緒に「三社巡り」を行いました。また、今まで取材させていただいた皆さんとランチ会を開催し、楽しいひとときを過ごしました。

鹿島神宮

三社巡りの最初に訪れたのは、武道の神様として知られている武甕槌大神(タケミカヅチ)を御祭神とする鹿島神宮です。この神社は必勝祈願だけでなく、安産祈願にもご利益があると言われ、多くの参拝者に親しまれています。

訪問時には無料案内の方にご同行いただき、歴史や神社の見どころについて丁寧な解説を受けながら境内を巡りました。

楼門へ向かう途中の左手にある灯籠には、ハート型と隠れミッキーの穴が、同じ灯籠の裏表に付いているというユニークな特徴があり、参加者の間でも話題となりました。

通常は逆さまのハート型と逆さまのミッキー型の穴なのですが、この灯籠は震災で倒れた後、立て直したときに間違えて逆さにしてしまったのが原因といわれているそうです。

また鹿島神宮にはナマズを抑えたとされる「要石」があり、香取神宮の要石とは凸と凹の関係で、石が地面でつながっていると言われています。この神秘的な石を見て、自然の力強さと神々のご加護を感じました。

最後に、東西南北に位置する鳥居の一つである南の「一之鳥居」を見るため、息栖神社への道中に立ち寄ることにしました。鹿島神宮での参拝を終えたら次はお昼ごはんです。

ランチ会

三社巡りの途中で行われたランチ会には総勢10名の参加者が集まり、鹿島セントラルホテルの近くにある「信州そば三城」さんで開催されました。これまで取材に協力してくださった方々も参加してくださり、地域についてのさまざまな話題で盛り上がりました。

神栖市はシングルマザーの手当が手厚いことから、シングルマザー率が50%と非常に高いという特徴があるという話題が出ました。また、工業地帯特有の環境も影響して治安や学校の状況に課題があり、先生が精神的に負担を感じて辞めてしまうケースも多いそうです。

さらに、チェーン店が多く個人店が少ないという地域性についても話が広がりましたが、その中でも三城さんのように個人店が成長した事例は、今後の希望を感じさせる良い例だと共有されました。

1時間半程議論を交わし、解散した後、我々は次の目的地である香取神宮に向かいました。

香取神宮

次に訪れたのは、御祭神に経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祀る香取神宮です。この神様は勝運や交通安全、災難除けにご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れる場所です。

境内では、安倍晋三元首相が奉賛会の会長を務めた式年大祭(12年おきに行われる大祭)の成功を記念して建てられた「大和心」と名付けられた石碑を目にしました。この石碑は平成26年の式年大祭が無事に終わったことを記念して作られたもので、その歴史の重みを感じさせます。

また、鹿島神宮とつながりがあるとされる「要石」を見に行きました。この石は鹿島神宮の要石と凹凸の関係になっていると言われており、実際に両方の神社でその形状を確認できたことに感動しました。

商店街から本堂へ向かう道中には屋台がたくさん並び、そのにぎやかな雰囲気を楽しみました。参拝の後は商店街のお団子屋さんで一息つき、永里さんは娘さんにお団子を購入されました。

最後に向かうのは息栖神社です。

息栖神社

最後に訪れたのは、鹿島神宮や香取神宮に比べると規模は小さいものの、温かい雰囲気が魅力の息栖神社です。ここでは猫たちが戯れる和やかな光景が広がり、住職と黒猫が触れ合うほっこりするシーンも見られました。

神栖市はシングルマザーの手当が手厚いことから、シングルマザー率が50%と非常に高いという特徴があるという話題が出ました。また、工業地帯特有の環境も影響して治安や学校の状況に課題があり、先生が精神的に負担を感じて辞めてしまうケースも多いそうです。

参拝を終えた後は、近くの「杜の栖」さんへ立ち寄り、甘酒とたい焼きをいただきました。地元を盛り上げたいというカフェの想いに触れ、地域の温かさと情熱を感じることができました。

【まとめ】

鹿島神宮・香取神宮・息栖神社は「東国三社」と呼ばれ、古くから信仰を集めてきました。江戸時代には伊勢参宮後の「下三宮巡り」として親しまれ、多くの参拝者が訪れました。

今回の三社巡りでは、茨城県を代表する3つの神社を巡り、それぞれの神社が持つ歴史や神秘的な魅力に触れることができました。鹿島神宮では必勝祈願や要石、香取神宮では式年大祭の記念碑や賑やかな商店街、息栖神社では猫たちとの触れ合いや清水の神秘など、それぞれ異なる魅力を満喫しました。

またランチ会では参加者同士の交流を深め、地域についてのさまざまな話題が共有されました。このような場を通じて、地元の魅力や課題を改めて考える機会となり、新たな気づきを得ることができました。

最後に、こうした三社巡りのイベントを通じて、地域の歴史や文化の奥深さを再認識するとともに、参加者の皆さんとの絆を深める大切な時間となりました。次回のイベントも楽しみにしています!