cafeルシヨン

薪ストーブの温もりとガレットの香りに包まれる、心地よいひとときを。
長尾さん
ガレットやエスプレッソを通じて、日常の中で小さな旅を楽しんでいただけるひとときを提供しています。地域のつながりを大切にしながら、訪れるすべての方がリラックスし、自分の居場所のようにくつろげるお店を目指しています。
URL:InstagramMap:飲食
- コーヒー
- ガレット
- アフタヌーンティー
Q.店名の「ルシヨン」にはどんな意味があるのでしょうか?
最初はイタリアのシチリアをコンセプトにしようと思っていました。
イタリア文化やシチリアの雰囲気が好きで、特にエスプレッソ文化には深く影響を受けています。
しかし、お店を作る過程でフランスの要素が自然と混じり合い、南フランスの地名「ルシヨン」を名前に選びました。
ピンクを基調とした外装や温かみのある内装は、フランスの村を思わせるような仕上がりです。
結果として「フランスとイタリアが融合したカフェ」として、個性が際立つお店になったと感じています。
Q.人気メニューのガレットについて、特にこだわっているポイントを教えてください。
ガレットはそば粉を使ったフランスの郷土料理です。
茨城ではまだ馴染みが薄いですが、地元の方にそのおいしさを知っていただきたくて提供を始めました。
特に生地にはこだわりがあり、一晩寝かせることで香ばしさと独特の風味を最大限に引き出しています。
具材は季節ごとに変化を楽しめるよう工夫しています。当店はガレットが人気で、これを目当てに来てくださるお客様も多いですね。


Q.店内のデザインやインテリアにはどんなこだわりがありますか?
店内のインテリアは、家族全員で手作りしたり、拘り抜きました。カウンターや薪ストーブ周りの装飾も、時間をかけて丁寧に仕上げたものです。
薪ストーブは冬の寒い日でも店内を暖かく包み込み、お客様から「これがあるから長居したくなる」と言っていただけるほどです。
また、長椅子はイギリスの教会から譲り受けたもので、歴史的な味わいが店内の雰囲気に深みを与えています。
照明や家具の配置にもこだわり、一歩足を踏み入れるだけで「まるで海外に来たようだ」と感じてもらえる空間を目指しました。
Q.エスプレッソを中心とした、コーヒーの提供に込めた思いを教えてください。
イタリアのエスプレッソ文化に魅了され、独自のコーヒーメニューを作ったのがきっかけです。
エスプレッソは小さいカップで提供される濃いコーヒーですが、単に飲むだけではなく、見た目の美しさや香りを楽しむことができます。
他に、層状に注がれたラテやカプチーノは、視覚的な楽しさも提供したいという思いから始めました。
混ぜて飲むことで風味がさらに豊かになり、本来の味わいを感じていただけます。
お客様が「イタリア式の飲み方を初めて知った」と驚く姿を見るのがとても嬉しいです。

Q.地域の方々との繋がりについてどのように感じていますか?
地域のつながりはお店にとって大きな支えです。
地元の農家さんや材木業者さんからいただく野菜や薪は、お店の運営に欠かせないものとなっています。
また、近隣の方が「薪が余っているから使ってほしい」と声をかけてくださることもあります。
お店がただ飲食を提供する場ではなく、地域の交流の拠点のような存在になれていると感じますね。
お客様同士が自然と会話を楽しむ姿を見るたびに、「ここにお店を作って本当によかった」と思います。
Q.最近復活したアフタヌーンティーセットについて教えてください。
以前から人気だったアフタヌーンティーセットを、最近新しい形で復活させました。以前は三段重ねのセットでしたが、現在はお好きなものを選べる形式にしています。
特に女性のお客様から好評で、「自分だけのオリジナルセットを楽しめる」と喜んでいただいています。また飲み物も選べるようにし、自由度の高いスタイルに変えました。
季節ごとに内容を少しずつ変えているので、何度来ても新しい発見があります。

Q.今後挑戦したいことや、目指すお店の姿はありますか?
これからも「地域に愛されるカフェ」であり続けたいと思っています。新メニューの開発や、イベントの企画にも挑戦したいですね。
また子供から大人まで幅広い層の方が集まり、「ルシヨンに行けば楽しい時間を過ごせる」と思ってもらえるようなお店を目指していきます。
Q.初めて来店されるお客様にメッセージをお願いします。
少し入りづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、思い切ってドアを開けてみてください。
1歩入れば、温かい薪ストーブの香りと、美味しいコーヒー、ガレットがお待ちしています。
1人で静かに過ごすもよし、ご家族や友人と一緒に楽しむもよし。
「ルシヨン」で過ごす時間が、日常の中にほっとするひとときを提供できれば嬉しいです。
長尾さん、本日は素晴らしいお話をありがとうございました!